ダイオウイカは知らないでしょう 文春文庫

西加奈子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167903060
ISBN 10 : 4167903067
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;16

内容詳細

「自転車のベルを鳴らされすぐ避けるまだ鳴らしてるそういう人か」(せきしろ)、「お元気でもう会いません私は世界の臍に向かっています」(西加奈子)。小説家の西加奈子と文筆家のせきしろが、個性的なゲストたちと共に、常識はずれの短歌道に挑戦!穂村弘や俵万智も驚かせた“規格外の名歌”は、なんだか…短歌?

目次 : 上手くなるから待ってろ、短歌!(ゲスト・穂村弘さん)/ 人間、年を取ると自然とやさしくなれるんだな。(ゲスト・東直子さん)/ 「青春」なんて本当にみんなの中にあんのかな。(ゲスト・山崎ナオコーラさん)/ 午後四時は空白の時間帯なんです。(ゲスト・いとうせいこうさん)/ 恋に落ちるには、最初はいろいろ見えんほうがエエ。(ゲスト・山里亮太さん)/ 安達太良山を見ながら『智恵子抄』を読んでたんだ。(ゲスト・ミムラさん)/ 鎌倉へ吟行に出かけてみました。/ 短歌で遊んでみました。吉祥寺『ルノアール』にて。/ 短歌を読むと、その人の脳みその中が透けて見えるよう。(ゲスト・光浦靖子さん)/ 顔を白塗りして安全ピン刺して。(ゲスト・星野源さん)/ それはつまり、今恋をしてるってこと?(ゲスト・華恵さん)/ 子供のころ、老人は絶対に泣かないもんだと思ってた。(ゲスト・俵万智さん)/ 三次元のストレスは二次元で解決するのがいちばんですよ。(ゲスト・勝山康晴さん)/ ロックをやってる時点で自分の「恥ずかしい部分」をさらけ出しているおうなもんです。(ゲスト・山口隆さん)/ ミラクルはこの国には馴染まぬ!(ゲスト・ともさかりえさん)/ 女の人はケンカ中でもちゃんとご飯を作ってくれるんだよね。(ゲスト・入山法子さん)/ 「日本」というお題で短歌を詠むのは非常に難しいんです。(ゲスト・穂村弘さん)

【著者紹介】
西加奈子 : 1977年テヘラン生まれ、カイロ・大阪育ち。小説家。2004年『あおい』でデビュー。2007年『通天閣』で織田作之助賞受賞、2013年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞受賞

せきしろ : 1970年北海道生まれ。文筆家。2006年、初のエッセイ集『去年ルノアールで』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やすらぎ🍀 さん

    自由すぎる愉快な短歌。豪華なゲストとお題を決めての語り合い。言葉を盛り付ける面白き西加奈子さん。せきしろさんの大胆な字余りによるこぼれ落ち。初めてのぎこちなさから、少しずつ美しさの流れにのってゆく。「桜の花踏めば砕けて溶けていき靴底から染み入り手のひらを見る(せきしろ)」…楽しく笑い、ときに切なく詠う。青春時代の恥じらい。気持ちは晴れ渡っているのに雨が降っていたり、心は濡れているのに雲ひとつ探せなかったり。…最後に私も詠みます。「静けさや雨夜の月に流れ雲足下濡れる消えゆく雫(やすらぎ)」…精進いたします。

  • hnzwd さん

    西加奈子とせきしろの二人が短歌に挑んだ作品集。歌も流石の出来ですが、豪華なゲストとの掛け合いがいい感じ。せきしろさんはやっぱりすごいな。。

  • あんこ さん

    西さんとせきしろさんが短歌に挑戦するいきさつもおもしろい。ほむほむとか俵さんとか、その筋の人たちが講師するのもおもしろかったのですが、短歌と全然関係ないところにいる人たちをゲストに迎えながら、ああでもないこうでもないと作品を仕上げているのが楽しかった。西さんは確かに解説してもらわないとよくわからない短歌が多かったのだけど、ストーリーがあって、織り交ぜられた関西弁の包容力すごいなと。せきしろさんの方は、ふざけもするんだけどどことなくさびしさもあって、瞬間の切り取り方が秀逸でした。こういうの再開希望。

  • 佐島楓 さん

    著名なゲストが出すお題に添って、西さんとせきしろさんが短歌を詠んでいくという趣向の作品集。短歌の文字制限がかえって豊かな世界を作り出すことが実感できた。あとは、西さんの表現力に衝撃を受け、せきしろさんにはある種の心配をしてしまった(お読みいただければわかるかと思います)。そうはいっても爆笑必至の本なので、公共の場でお読みいただくときにはご注意ください。

  • 紅香@新刊購入まで積読消化あと4冊⭐︎ さん

    『ババダマホ!僕らが捨てた惑星は受験がなくて恋もなかった☆西加奈子』ババダマホってウチが作った宇宙人の挨拶やねん(^_^)/♪西さんに震撼。めっちゃ可愛い!その破天荒で自由すぎる歌に惚れ惚れ。総積量31文字の鞄の中に詰め込まれた言葉。その一首の影にお二人ならではの鞄からはみ出した物語が400字程あって、それがまた深い愛情だったり、駆け引きだったりと違った角度から魂の形を見せてくれたような気がする。固まってた心が良い感じにほぐれ軽くなった。西さんとせきしろさん、ベストコンビ!!またどこかでお目にかかりたい。

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人物・団体紹介

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西加奈子

1977年イラン・テヘラン生まれ。エジプト・カイロ、大阪府で育つ。2004年に『あおい』でデビュー。07年『通天閣』で織田作之助賞、13年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年に『サラバ!』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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