黄蝶の橋 更紗屋おりん雛形帖 文春文庫

篠綾子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167903008
ISBN 10 : 4167903008
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
追加情報
:
345p;16

内容詳細

時は元禄。京の呉服商「更紗屋」の一人娘・おりんは、将軍継嗣問題に巻き込まれ、親も店も失った。江戸へ出たおりんは、類稀な裁縫の腕を見込まれ、越後屋をはじめ大名家や旗本屋敷へ奉公に上がる。いつか店を再建するために…。人々とのかけがえのない出会いによって、美しく清らかに成長していく少女の物語。

【著者紹介】
篠綾子 : 1971年埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。第4回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』(健友館)でデビュー。短篇「虚空の花」で第12回九州さが大衆文学賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ユメ さん

    前作『墨染の桜』を読んだときも「これは面白いシリーズと出会った」と興奮しきりだったが、二作目の本書を読んで、鉱脈を掘り当てたような思いになる。おりんの更紗屋再興を目指す過程が今作では真田家のお家騒動と絡められ、読み応え抜群だ。真田の分家沼田藩の松姫の元で奉公することになったおりん。まだ幼い飛松、己の命を賭けた茂左衛門、そして松姫、まるっきり立場の異なる者たちそれぞれの「義」が、おりんの針仕事によってやがて一本の太い糸へと縒り合わされていく展開が見事で、ラストシーンで舞う黄蝶がくっきりと瞼の裏に焼きつく。

  • はにこ さん

    またもや善次郎が金をくすねたかーっと思ったけど今回はちょっと違った。疑ってゴメン。飛松はまだ幼いのに良い子で偉い。今回は沼田藩のいざこざに巻き込まれるおりん。真田氏や芭蕉が実在した人物なのはもちろんだけど、茂左衛門も実在した人物だったとは!葉室麟先生の解説が素晴らしかった。

  • 豆乳くま さん

    おりんシリーズ第二弾。京の店を閉店に追い込まれ父も亡くし叔父を頼って江戸へやって来たおりん。類稀な針の腕で様々な出会いに更紗屋復興の夢に向かう。今回はさる大名家の騒動に巻き込まれそうになる。義と儀。悲しい覚悟と信念の人。大名家の奥方の悲壮な覚悟に寄り添えたりんが、恋心と共に成長!そうこなくては!セオリー通り(笑)でも安心して読め楽しい。

  • たち さん

    「難波津によそひよそひて今日の日や 出でてまからむ見る母なしに」この歌が忘れられないと言った、おりんちゃんの「装う」ことの意味〜新しい自分になる準備〜が心に響きました。二冊めになって、俄然、面白くなりましたね。はまりそうです。

  • いつでも母さん さん

    やはり皆さんも同じこと感じてましたねぇ。そうなんです。『みをつくし料理帖』とダブるのですよ〜(汗)よって、紆余曲折の後大団円を迎えるであろうと想像してしまうが(笑)まだ2巻目につき次巻を待ちたい。まぁ、こう云うの私は嫌いじゃないので・・

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篠綾子

埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。短篇「虚空の花」で九州さが大衆文学賞佳作受賞。主な著作に日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞した『青山に在り』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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