楽天道 文春文庫

佐藤愛子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167902315
ISBN 10 : 4167902311
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
237p;16

内容詳細

後ろ姿に思いがけぬ老いがにじむ50代以降をどう生きるべきか。容色、体力、記憶力の衰えをありのままに受け止め、「愛される老人」となることを断固拒否し、富めるときも貧しいときも平然と上機嫌に暮らしたい!現在に対して用心したくない!人を疑わない!何でもうまくいくと思う!苦労の中から生まれた珠玉の楽天道を説く傑作エッセイ集。

目次 : 1章 五十からの底力/ 2章 六十代の誇り/ 3章 めげない老い/ 4章 親のツトメ/ 5章 女のおかしさ・男のおかしみ/ 6章 楽天的知恵/ 7章 こんな一言

【著者紹介】
佐藤愛子 : 大正12年大阪生まれ。甲南高女卒業。戦後、「文芸首都」の同人となり、小説を書き始める。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。ユーモアにいろどられた世相風刺と、人生の哀歓を描く小説やエッセイは多くの読者のこころをつかむ。父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始め、佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により、平成12年第48回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パフちゃん@かのん変更 さん

    これは文庫本だが、単行本で4年前に登録していたのだった。著者が50代60代の頃の作品で、何やらあちこち体調が悪かった時期らしい。仕事も随分断ったらしい。それでも、声が大きくて歩くのが早くて出されたものは残さず食べるから元気だとみられるらしい。一日中座って仕事をしているのに、歩くのが早いってなんでだろう。思うに,著者はせっかちだから家の中でも思いついたことはすぐにやってしまうから自然と足も鍛えられるのだろうか。大声とせっかちは父親似らしい。もう90代だがお元気でいてもらいたい。

  • りずみぃ さん

    私が物心ついた頃から佐藤愛子さんは変わっていない。森光子さんが優しい「お母さん」の象徴なら、佐藤愛子さんは「お母ちゃん」キャラ。頑固で怒りっぽくて、勿体ないが口癖で‥‥でも最後の最後では味方になってくれる感じ。ブレない人は見ていて気持ち良いもの。ひたすらまっすぐ直球勝負の50代60代の頃のエッセイ集。

  • tonpie さん

    (本文引用) 私が敬慕する大詩人吉田一穂先生は、何かというと馬鹿野郎呼ばわりをする人だった。はじめて先生を訪れた時、私は「女にものは書けないよ」といわれてドギモを抜かれた。 「いつも自分を正しいと思っている奴に、ものが書けるわけがないんだ…」  その言葉は私の中に雷鳴のように響き渡り、私は稲妻に串刺しにされた思いだった。以来、私は先生の罵言をどれだけ聞いたかもしれない。それは激しく、情熱的で、ムチャクチャだった。(魅力ある人 p165)

  • kaoriction@感想は気まぐれに さん

    遠藤周作との関係性、かけ合い、やり取り が可笑しくて、面白くて、ツボ。声をあげて笑ってしまった。島本理生を平行読みしていて、極めてナイーブな、真剣、深刻な場面でタイムリーに「遠藤周作」が出てきて、主人公の女性ととある男性が遠藤作品について真面目に語るのだが、佐藤愛子とのやり取りが思い起こされ、吹いてしまった。全くそんな場面ではないし笑いの要素なんてないのに。それくらい、島本理生が吹っ飛ぶくらい、強烈な佐藤愛子、なのだ。まだ若き日の佐藤愛子だが、毒舌は健在。裏に潜む優しさもあり。息抜き、人生のサプリメント。

  • 紫羊 さん

    佐藤愛子さんの楽天主義は養老孟司さんの本でも取り上げられていた。平穏時ならともかく、自分の身に不幸が降りかかってきた時に楽天道を貫くのは難しい。しかし何という痛快さ。ぜひ見習いたい。

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人物・団体紹介

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佐藤愛子

1923年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。1969年、『戦いすんで日が暮れて』(講談社)で直木賞、1979年、『幸福の絵』(新潮社)で女流文学賞、2000年、『血脈』(文藝春秋)の完成により菊池寛賞、2015年、『晩鐘』(文藝春秋)で紫式部文学賞を受賞。2017年、旭日小綬章を受章(本データはこの

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