瞼の媽媽 自力で帰国した残留孤児の手記 文春文庫

城戸幹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167901745
ISBN 10 : 4167901749
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
504p;16

内容詳細

1970年、日中の国交が断絶していた時代に、自力で帰国する―4歳に満たぬうち満州で日本の両親と生き別れ、「孫玉福」として貧しくも養母に愛情をもって育てられた著者だったが、大学受験を前に生活は激変。歴史に翻弄されながらもうひとつの「戦後」をたくましく生き抜いたひとりの男が記す凄絶な運命の物語。

目次 : 第1章 悲運の中で/ 第2章 南屯と北站の思い出/ 第3章 海林中学の三年間/ 第4章 激動の高校時代/ 第5章 岐路からの再出発/ 第6章 彷徨える日々/ 第7章 自分の決めた道を行く/ 第8章 祖国日本を目指して/ 第9章 帰心矢の如し/ 第10章 第二の人生を生きる

【著者紹介】
城戸幹 : 1941年、旧満州東北部の三江省富錦に生まれる。1945年8月、終戦の混乱により両親と生き別れ、牡丹江市の北に位置する頭道河子村で中国人夫婦の養子となる。以降、戦後混乱期の中国を「孫玉福(スンユイフー)」として生きる。1959年、日本の実の両親を探し始め、日本赤十字社等への手紙の投函を開始。1962年に公安局から戸籍の選択を迫られ、中国籍から日本籍に改める。文化大革命の中を日本人として生き抜き、ついに1970年に日本の両親と再会を果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hatasatohito さん

    中国残留孤児にとって、国交正常化前の早期帰国がいかに困難だったか、改めて学んだ。自らに課せられた過酷な運命に対して、ここまで冷静になれるものなのか。若年時から日記を付け、自らの行動と考え、自分についての情報や記録を的確に分析して、目標に向かう姿には驚嘆するばかり。そんな筆者だからこそ、早くに実親を見つけて帰ることができたのだ。大学入試の失敗を機に、自分の本来いる場所を求めて肉親探しをはじめるが、もし上手くいっていたらどうなったのだろう?大陸で人生を全うするという選択も当然あったと思う。

  • Ryo Sogawa さん

    日本に帰国した中国残留孤児の自伝

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城戸幹

1941年、旧満州東北部の三江省富錦に生まれる。1945年8月、終戦の混乱により両親と生き別れ、牡丹江市の北に位置する頭道河子村で中国人夫婦の養子となる。以降、戦後混乱期の中国を「孫玉福(スンユイフー)」として生きる。1959年、日本の実の両親を探し始め、日本赤十字社等への手紙の投函を開始。1962

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