墨染の桜 更紗屋おりん雛形帖 文春文庫

篠綾子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167901455
ISBN 10 : 4167901455
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
309p;16

内容詳細

五代将軍後継問題で世界が騒いでいた頃、父を亡くした京の呉服屋の一人娘おりんは、叔父を頼り、江戸へ出た。が、江戸の店はすでに閉じ、叔父夫婦と三人で長屋に暮し始めた。身に付けた裁縫の腕で日銭を稼ぎ、ひょんな事から、日本橋の越後屋の主と関わりを持つことになった。果しておりんは店を再興できるのか。

【著者紹介】
篠綾子 : 1971年埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。第4回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』(健友館)でデビュー。短篇「虚空の花」で第12回九州さが大衆文学賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やま さん

    @ 2023年のベスト本です。京の老舗呉服商「更紗屋」の一人娘おりんの数奇な物語です。更紗屋吉兵衛は、徳川幕府の五代将軍の選考で大老・酒井忠清の推する有栖川宮幸仁親王に全てを賭けたが。五代将軍は、四代将軍徳川家綱の異母弟で、舘林藩主だった徳川綱吉に決まった。この事が基で更紗屋が潰れ。心労がたたって吉兵衛が亡くなり。一人になったおりんは、丁稚の末続と一緒に、迎えに来た叔父・善次郎と一緒に江戸へ行く。おりんは、京を出る時には父の形見の更紗「鼠地鳥獣唐草文様」と、→

  • ねむねむあくび♪ さん

    図書館の本。読友さんのレビューを読んで借りてみた。高田郁さんの作品と似た設定だが、この作品も面白い!(*´∇`*)続きも読むぞー!

  • 優希 さん

    父を亡くしたおりんが叔父を頼り、江戸を訪れます。苦労しつつも、出会う人の縁と裁縫の腕で江戸で歩んでいく姿が魅力的でした。慣れない生活の中、頑張るおりんにエールをおくりたくなります。

  • はにこ さん

    幕政によって親も店も失ったおりん。叔父に連れられ京から江戸に。嫌な奴かと思ったけど、そうでも無くて一安心。針の腕ひとつで仕事や人の縁を掴んでいくおりん。一巻目からグイグイひきこまれた。さすが、篠先生!京で慕っていた煕子との思わぬ再会にビックリ。さて次はどうなるのかなぁ。

  • ユメ さん

    父を亡くして江戸へ出てきたおりん。頼りにしていた叔父が経営する江戸店もすでに潰れており、京の呉服屋のお嬢はんとして生きてきたおりんは、世間の寒風にいきなり身を晒されることとなる。そんなおりんが針の才を生かし、己の腕ひとつで道を切り拓いてゆくのが力強く、その過程で世の理不尽さと情けの両方を知ってゆくのがしみじみと沁みる。熙姫や三井越後屋との縁の行く末も気になり、更紗屋再興という夢を応援せずにはいられないヒロインから目が離せない。江戸時代の経済についても興味深く読ませ、読み甲斐のあるシリーズと出会えて嬉しい。

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篠綾子

埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。短篇「虚空の花」で九州さが大衆文学賞佳作受賞。主な著作に日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞した『青山に在り』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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