赤絵そうめん とびきり屋見立て帖 文春文庫

山本兼一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167901172
ISBN 10 : 416790117X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
304p;16

内容詳細

幕末の京都で道具屋「とびきり屋」を営む若夫婦・真之介とゆず。ある日、坂本龍馬から赤絵の鉢の商いを持ちかけられるのだが…。真之介の秘策の冴えわたる表題作、若宗匠からある大事な品を取り返すために夫婦で奮闘する「うつろ花」ほか、珠玉の6編を収録。京商人の心意気に胸躍る人気シリーズ第3弾。

【著者紹介】
山本兼一 : 1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学及び芸術学専攻卒業。99年「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞佳作。2004年『火天の城』で第11回松本清張賞を受賞。09年『利休にたずねよ』で第140回直木賞受賞。14年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    シリーズも第三弾となり、ますます味が出てきた。真之介とゆず夫婦が力を合わせて生きていく姿が清々しい。読んでいて心が洗われる気がする。そうした気になるのはやはりゆずの存在によるところが大きいだろう。育ちのよいお嬢さんらしく諸事におおらかでありながらも凜とした様をみるに付け、自然と読み手の心が前向きになっている。邪な壬生浪・芹沢鴨や嫌らしい茶道家元の若宗匠の存在でさえ、ゆずの気が颯爽とした一陣の風となり、その醜い部分をさっと吹き払う心地がする。妻をめとらばこのような人をと夢見る姿がここにある。

  • Shinji Hyodo さん

    しまった❗️読む順序を間違えた。しかし、これはこれでとても興味深く面白い内容で飽きずに読めました。時代は幕末。風雲急を告げる京に在って道具屋『とびきり屋』を営む真之介とゆずの若夫婦がその目利きと知恵と時に度胸で店を切り盛りして、同業の老舗大店や壬生浪達と渡り合う。真心と正直を忘れずに商いすれば道は開ける。ええ〜話しどすな〜〜(^^)いきなり竜馬が登場してびっくり(^^;;出てくる茶道具や器の様子は今ひとつ思い描けなくてちょいと残念、他のシリーズも読みたいと思います…がその前に作者の御冥福をお祈り致します

  • ユメ さん

    京の情勢はますます混迷を極める。そんな中でも、真之介とゆず夫婦は日々の暮らしと商いを何より大事に生きている。侍たちのごたごたを「くだらない」と断言し、日常を尊ぶ彼らの地に足の着いた強さが好ましい。そして、これまで一貫して嫌われ役だった若宗匠の株がちょっぴり上がるひと幕も。芹沢鴨に対して「風流を愛する人情の機微がわからんと、なにが侍や、なにが浪士組や」と啖呵を切ったのには思わず拍手した。幕末の志士たちを英雄扱いせず、こういう京町人の心意気やよしとする視点がこのシリーズの大きな魅力だ。

  • はにこ さん

    微笑ましい「とびきり屋」夫妻。時に困難に立ち向かいながらも上を向いて進む姿、道具に対しての思いが素晴らしい。前作まであまり好きではなかった若宗匠だが、意外と?純粋にゆずのことを好きなんだなぁとちょっと同情。芹沢は相変わらず駄目だぁ。もう関わらないで。。諸田玲子さんの解説で作者がすでにお亡くなりになっていることを知った。素敵な作家さんだと思っていたので残念。

  • Tadashi Tanohata さん

    山本兼一にほのぼのした若夫婦を描かせたらこうなるのか。幕末京都の道具屋の若夫婦と坂本龍馬、桂小五郎や壬生浪とのからみを、骨董品を介して紹介する短編6編。骨董品には興味はないが、七夕にそうめんを食べながら読了、器は別にして風雅にて候。

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山本兼一

1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学及び芸術学専攻卒業。99年「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞佳作。2004年『火天の城』で第11回松本清張賞を受賞。09年『利休にたずねよ』で第140回直木賞受賞。14年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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