幻日 文春文庫

高橋克彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167900984
ISBN 10 : 416790098X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
追加情報
:
281p;16

内容詳細

少年時代に出会った人々へ寄せる温かくも切なき思い、ロンドンでビートルズと握手を交した青春の一日、焦燥を抱えながら浮世絵研究に没頭した日々、そして幻の世界「幻日」を抜けだし、現実に作家として立つまでを描いた、著者初の自伝的連作集。葛藤しながらも、ひたむきに生きる姿が感動をよぶ傑作。

【著者紹介】
高橋克彦 : 昭和22(1947)年、岩手県盛岡市に生まれる。早稲田大学商学部卒業後、美術館勤務を経て、58年『写楽殺人事件』で第29回江戸川乱歩賞を受賞。その後、61年『総門谷』で第7回吉川英治文学新人賞、62年『北斎殺人事件』で第40回日本推理作家協会賞、平成4年『緋い記憶』で第106回直木賞、12年『火怨』で第34回吉川英治文学賞を受賞。浮世絵研究家としても知られ、『浮世絵鑑賞事典』などの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • siva さん

    ほぼ自伝の短編連作小説。子供の頃から作家として世に出るまでの思い、小説という形をとってはいても、赤裸々に決して褒められたものではない当時の自分の状態を述べていて、作家と言うのも因果な商売だなぁと思う。ただそういう状態があったからこそ、その後の数々の作品が生まれたのだ。興味深かった。

  • KANEO さん

    小説の魅力の一つは他人の人生を疑似体験できるということだと思う。本書は著者の自伝的連作小説で99.9%が真実だという。まさに著者が作家になるまでの人生を味わえる本だといえる。以前著者のエッセイで軽く彼の人生を知っていたので、ああ、あの事の詳細はこういうことだったのかぁ、と思いながら楽しんで読ませていただいた。若かった当時の気持ちがまるで昨日のことのように描かれていて、さすがプロ、すごいなあ、と感心。著者のデビュー作をはじめとした他作品を読んでいると感慨も一入。ファンならば読み逃したくない一冊。

  • あいちょ。 さん

    図書館。 ・鬼女の夢 ・ざくろ事件 ・あいつ ・夢みるビートルズ ・白い炎 ・幻日 ・ぬるま湯

  • PPP さん

    ★★★★☆:99.9%事実の『幻日』短編集。ビートルズと握手を交わした旅の思い出、弟に取り憑いた親友の幽霊話、そして江戸川乱歩賞を受賞する迄の葛藤…。解説では高橋氏をズバ抜けた記憶力を持つ人≠ニ称賛しているが、「幻日」を「現実」として完全に構成出来る程の妄想癖を持った人≠ニ考えるとまたそれも興味深く居心地がいいように思える。

  • わかめ さん

    現実とは、たしかに幻日を生きているようなものだなぁ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

高橋克彦

1947年、岩手県生まれ。早稲田大学卒。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、86年『総門谷』で吉川英治文学新人賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品