聖書を語る 文春文庫

佐藤優

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167900182
ISBN 10 : 4167900181
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
238p;16

内容詳細

生まれた時から神様に選ばれていると疑わない他力本願のカルヴァン派・佐藤優と、あくまでも努力で救われると信じる自力本願のバプテスト派・中村うさぎ。共に同志社大学出身、キリスト教徒の二人が「聖書」「村上春樹とサリンジャー」「地震と原発」をテーマに火花を散らす異色の対談集。伝統宗教は震災後の日本を救えるのか!?

目次 : 第1章 「聖書」を語る(文学部と神学部の異種格闘技/ 終末遅延問題 ほか)/ 第2章 「春樹とサリンジャー」を読む(聖書から謎の福音書「Q」へ/ 第二の月はチワワ!? ほか)/ 第3章‐1 「地震と原発」を読む―チェルノブイリ、そして福島(あの日、揺れて感じたこと/ チェルノブイリの既視感 ほか)/ 第3章‐2 「地震と原発」を読む―日本人を繋ぐものは?(日本人を繋ぐ「宗教的なるもの」/ グレートマザーが日本を救う ほか)

【著者紹介】
佐藤優 : 1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了

中村うさぎ : 1958年福岡県生まれ。作家・エッセイスト。同志社大学文学部英文学科卒。コピーライター、雑誌専属ライターを経て、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1 さん

    既に2周くらいしていて感想も書いていたのですが、あろうことか誤って消してしまったようです(泣)。ナイスやコメントをいただきました皆様、大変申し訳ありません。今回が3周目のはずですが、いつまでも読んでいたい、そんな本です。だいたいですよ、村上春樹とサリンジャーの話がエバンゲリオンと結び付くんですから、こんなの初めてですよ。文春文庫さん、これはかなり面白いので200ページ前半なんぞケチクサイこと言わんと700ページくらいにして下さいよ。

  • ホッパー さん

    対談本。とても面白いので一気読みしてしまった。タイプは違う2人のようでいて、とても相性が良いように見える。

  • harass さん

    牧師でもある佐藤優と、熱心なキリスト教徒の家で育った作家中村うさぎの対談集。表題の聖書について中心に語っているのは一回だけだった。ちょっと拍子抜けしたがほかのもなかなか面白い。聖書、村上春樹作品、原発と地震など。一回目で二人のキリスト教流派の違いからくる考え方食い違いが非常に興味深かった。カルヴァン派佐藤とパブテスト派中村。佐藤の他の本でたまに感じる彼の傲慢さについての理由が分かった(カルヴァン派は、信者が神に救われるかどうかはすでに決定されていて、どんな行いをしてもそれは覆されないのだと)

  • 金吾 さん

    ○二人とも好きな作家であり、その二人が自由に言い合っており楽しい一冊でした。終末遅延問題を便秘で比喩したところは思わず声が出ましたし、マリアの処女性や自己犠牲と伝染はなるほどと思いました。

  • 紫羊 さん

    中村さんはバプテスト派、佐藤さんはカルヴァン派、プロテスタントと一括りにできない救いについての根源的な違いがあることに驚いた。でも、神や信仰についての諸々を、理詰めで追求していくエネルギーの強さに関しては、どちらも妥協がない。深く感銘を受けたり、自分自身の信仰心を刺激されることはなかったが、知的読み物としては大変興味深く読むことができた。

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