新聞記者 司馬遼太郎 文春文庫

産経新聞社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167838652
ISBN 10 : 4167838656
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
299p;16

内容詳細

「生まれ変わっても新聞記者になりたい」。そう語っていた司馬遼太郎は、どんな取材をし、記事を書いていたのか。戦後闇市の電柱ビラを見て記者を志し、取材に明け暮れ、紙面に才筆をふるった国民作家の青春時代とは。当時を知る人々の証言をもとに、司馬文学の遙かな“原郷”をさぐる一冊。文化部記者時代のコラム15本収録。

目次 : 第1章 廃墟の町から/ 第2章 古都の片隅で/ 第3章 雌伏の支局記者/ 第4章 文化部の机にて/ 第5章 作家への助走/ 第6章 海外での取材/ 第7章 交遊、その流儀/ 第8章 新聞記者を語る/ 記者時代のコラム

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • り こ む ん さん

    なるほどなぁ〜とシミジミ。だから、あの文章が出来上がるのか。ザックリだけど…司馬さんの文章の魅力と根底にあるスタイルに触れた気分。人を惹き付ける人は、会うべき時に出会うべき人に会うのだな。今にして思えばだけれど、不思議なだな。たくさんの出会いのなかでも、ちゃんと人生のキーパーソンに出会って道を進んできた感じがする。ご本人の資質があればこそなんだけれどね。巻末の記者時代のコラムが面白い。司馬さんだなぁ〜と思い感じつつ。でも、記者の香りが強く出ている文章が内容合間って新鮮でもあり、面白かった

  • 藤瀬こうたろー さん

    司馬遼太郎さんがまだ「新聞記者福田定一」だった頃を描いた作品です。新聞記者になったきっかけというのがまさにドラマのワンシーンのような情景からのスタート、そこから野武士のような先輩との出会い、大学・宗教担当だった時代の歴史や人との邂逅、三島由紀夫の本でも有名な金閣寺放火事件との絡みなど珠玉のような話が満載です。これを読むと、司馬先生の眼差しというのは新聞記者のそれであり、主人公だけでなく脇役的な人物も光を当てるべきと考えていた事がよくわかります。巻末収録の記者時代のコラムが貴重、文章が当時から上手すぎです。

  • ロマンチッカーnao さん

    新聞記者時代の司馬遼太郎、福田定一だったころを描いています。この本を読むと、司馬さんの小説が徹底的に新聞記者の目線で書かれていたことがわかります。徹底的にその場所に行き、歩き、話しを聞く。そして、調べる事の出来るものは徹底的に調べる。司馬さんの代表作『街道をゆく』新聞記者にして名文家が紀行文。そりゃ、面白いだろって感じですね。しかし、この本の最後に新聞記者時代に書いたコラムが再掲されているのですが、めっちゃ面白いです。

  • akira さん

    図書館本。 いい一冊だった。司馬さんの人となりが感じられる一冊。戦後復員して仕事がなく町を彷徨っていた中で見つけた一つの募集チラシ。人物のキッカケは思わぬところにあったんだと。やなり面白い作家さんの人間に迫るものはアタリが多い。 少々仕事が詰まり気味。行動より前にまずお茶を飲むゆとりを持ってからいく。司馬さんからのアドバイスだと思って心にとどめたい。 「喫茶して去け」

  • せいたろう さん

    やはり新聞記者時代にその後の司馬遼太郎になる萌芽がちゃんとありファンには面白い作品。花形の事件記者ではなく大学や宗教を担当したというのも作家になる雌伏の期間とも思えなくもない。

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