野菜畑で見る夢は 文春文庫

小手鞠るい

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167823023
ISBN 10 : 4167823020
フォーマット
出版社
発行年月
2013年05月
日本
追加情報
:
191p;16

内容詳細

同窓会に参加するため帰郷したまゆみは、別れた彼と再会する。プロポーズを退けて東京で働くことを選んだ彼女と故郷で教師をしながら野菜畑を育てる彼。終わったはずの恋が10年の時を経てふたたび芽吹く―。恋愛小説の名手が描きだす、野菜のようにみずみずしく、栄養と幸せ満点の、3組の恋の物語。

【著者紹介】
小手鞠るい : 1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。93年「おとぎ話」で第12回「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』で第12回島清恋愛文学賞、09年、原作を手がけた絵本『ルウとリンデン旅とおるすばん』でボローニャ国際児童図書賞を受賞。ニューヨーク州ウッドストック在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    3組の恋人たちの恋模様が素敵でした。短い短編が積み重なって物語は進みますが、みずみずしい野菜のようで、沢山の栄養と幸せを貰ったような気分になります。できすぎたラブストーリーのようですが、穏やかな空気が流れていて、思わず微笑みたくなる作品でした。

  • yumiko さん

    十年ぶりに再会し惹かれ合う恋人たち、お見合いで出会ったアーティストと商社マン、亡くなった夫を思い続けながら一人娘を育てる女性…登場人物はこの三組。彼らを緩やかに結びつけるのは、日々食卓で口にする数々の野菜たち。 瑞々しく栄養満点な野菜たちのエネルギーから、彼らは生きる力を貰い、それぞれの人生を生きていく。 出てくる野菜の多いこと、美味しそうなレシピも沢山あって、読んでいる私たちも力を貰えるよう。 ちょっと出来過ぎなラブストーリーだけど、時にはこんなほんわか優しい物語もいいかな。

  • coco夏ko10角 さん

    日経ヘルスで連載していたものを一冊にまとめた本。雑誌連載作品だからしょうがないんだけど、同じような人物説明がしょっちゅうあり後半はちょっとだれた。料理は美味しそうだし野菜に関する話は面白かった。

  • MOKIZAN さん

    三組が集合して大団円、というラストかと思っていたら違っていた。野菜のことを知って食べて心身共に健康、そしてハッピーになって行くんだからいいでしょう。最初と最後は掛けているのか、でも俺はこの言葉、親には言えないな。

  • なな さん

    とても素敵なお話しでした。恋愛と料理を絡めて、優しい雰囲気で進んでいくあたたかみのある作品でした。こんな風に人を好きになりたいなと思います。そしてその人のために、野菜を使って丁寧に優しい美味しい料理を作りたいです。

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人物・団体紹介

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小手鞠るい

1956年、岡山県備前市生まれ。同志社大学卒業後、出版社勤務、学習塾講師、フリーライターなどを経て1992年に渡米。1996年から現在まで、ニューヨーク州ウッドストックの森の住人。児童書、一般文芸ともに著書多数

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