福むすめ 樽屋三四郎言上帳 文春文庫

井川香四郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167807054
ISBN 10 : 416780705X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
追加情報
:
292p 15cm(A6)

内容詳細

貧乏のどん底だった親は、双子の姉妹の姉だけを吉原に売った。長じて巡り合った時、盗賊の情婦になっていた姉の心の内は―過去の確執と頼んだ押し込み事件を調べるため吉原に乗り込んだ三四郎、町年寄として江戸庶民の幸福を考えるが奉行と対立する。「吉原は潰すべきです!」「男の楽しみはいらぬと?」大好評シリーズ第五弾。

【著者紹介】
井川香四郎 : 1957年、愛媛県生まれ。中央大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • だいしょう@SR推進委員会 さん

    「人一人救えなくて多くの人は救えない」主人公三四郎にぶれはありません。時の町奉行大岡の大人の対応が意地の悪い対応にさえ見えてきて、これはこれでおもしろい設定。ただ、主人公が意固地すぎて共感できないところが辛い。フィクションだから都合のいい話のもってきかたもありなのに、共感できなくてすっきりしない。大岡とのやりとりも平行線のまま、ここまでずるずるときた感じ。登場人物たちに変化がないって、あまりおもしろくないものなのね。自分は、学び成長し変化していく人間たちを、読書をつうじて楽しんでいるのだと実感。

  • なつき さん

    佳乃さんの影が薄くなってる…。ちょっと出てきて嫉妬するだけのお飾りヒロインにはならないでほしい。それにしても若い頃はちょっと拗ねていたという設定にもかかわらず吉原に行ったことがない…のは、この時代には微妙じゃないでしょうか。苦界の女性の辛苦を思うのはありですが「だから吉原をなくせ」という極論が時代小説で語られると違和感があります。三四郎が粋でイナセな若旦那じゃなくて四角四面の木石ぽい。

  • あかんべ さん

    三四郎さんが、真っ直ぐすぎて侍より侍らしい、型っ苦しいよ。もっと遊んで。

  • 蕭白 さん

    シリーズ5作目。今作は三四郎よりも「百眼」の面々の活躍が光ったように思いました。最近は、奈良屋さんより大岡さんの方が憎まれ役になっているようで、新鮮な感じがします。

  • 鈴木みかん さん

    おもしろかった。三四郎はあいかわらずかっこいい。今回は全体的に貧乏がテーマ。貧乏をポジティブに変えていくことができればいいのだろうけど、ネガティブに捉えてひたすら不幸に突っ走ることもあるんだよね。そこに大きな差ができることがわからないのがネガティブな人たち。三四郎は、そういうことを真摯にとらえているところがとても良い。次が楽しみだ。

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人物・団体紹介

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井川香四郎

1957年、愛媛県生まれ。中央大学卒業。柴山隆司の筆名で書いた時代小説『露の五郎兵衛』で、小説CLUB新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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