平日 文春文庫

石田千

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167801793
ISBN 10 : 4167801795
フォーマット
出版社
発行年月
2012年03月
日本
追加情報
:
263p 15cm(A6)

内容詳細

月曜日。駅前広場にソースの香りが、吹きだまる。木曜日。踏切のまえで待つ男に追いつき、女がならぶ。水曜日。御殿山に日はかたむく。金曜日。通勤電車は、スカートの女が多いことになっている。「平日」の東京が見せる豊かな表情を活写。ときに妖しく、ときに切なく、ときに奇妙なユーモアに満ちた珠玉の文章群。

目次 : 反射する平日―上野/ 甘い平日―大手町/ 尻ふる平日―早稲田/ 飛ばない平日―羽田/ 迷える平日―吉祥寺/ 決起の平日―泉岳寺/ とどまる平日―十条/ 島の平日―平和島/ 指さきの平日―円山町/ 渦まく平日―柴又/ 聖なる平日―バス観光

【著者紹介】
石田千 : 1968年、福島県生まれ、東京都育ち。國學院大學文学部卒業。2001年、第1回古本小説大賞を「大踏切書店のこと」で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • なゆ さん

    最初、戸惑う。あれ?これはどういうお話?東京の地名ごとの短編集だと思っていたのだけど、なんか違う。地名ごとの場面ごとの映像と写真…、いやいろんな場面のコラージュのような、そんな文章たち。誰かの目線で、あっちを見てこっちを見て、ちょっと歩いてそこらにいる人たちの会話に耳をかたむける。そんな日常、そんな平日の光景。お気に入りは、早稲田の本屋の猫目線。猫のつぶやきは、こわばった気持ちをほぐしてくれるよう。羽田の空港内の光景もいい。鋼の鳥たち、赤い鶴、灰色の星。土地勘があれば、もっと楽しく読めたかもと思う。

  • emi さん

    想像と全く異なる本、と言っていいと思います。他の方が仰るように、東京の各町で撮影された風景の無声映画を淡々と見ているような、たぶん小説。誰の視点なのかが非常に曖昧で、とにかく心理描写は必要最小限に留められてます。11の平日の風景は、パッと目に入ったものがどんどん移り変わっていく。その合間にハッとする名文があり、それもまた長くは捉えない。固定された人物もいないので、恐らく好き嫌いが分かれやすい作品だと思うのですが、斬新さを求める方は一読されると面白いかも。普通の現実を不思議な感覚で眺められる稀有な作品です

  • 天の川 さん

    上野・大手町・早稲田・羽田…10の町とバス観光の一日。何気ない平日の町のそれぞれの姿。語り手の目にするもの、耳にする会話が、彼(彼女)の速度で次々と流れていく。語り手がどんな人物(動物も)かは書かれていない。心理描写もほぼない。乾いた東京の町版「世界街歩き」みたいな感じ。読み始め、軽い違和感があったけれど、町それぞれに集う人々の違い、交わされる会話の違いが面白かった。BGMなしの8ミリフィルムを観ているよう。土地勘があれば、もっと楽しめたかも…

  • あんこ さん

    セピア色の淡々とした古い無声映画を流されている印象。誰かの何でもない日常を垣間見たのに、何処かノスタルジックで懐かしい。忘れかけていたゆっくりした平日の時間の流れが染みてきました。何だか散歩して銭湯に行きたくなる。そして少しだけ眠い。写真が素敵だなあと思ったら、お馴染みの坂本真典さん。

  • yuki** さん

    男性だと思ってたら、女性でした。石田千さん、思わぬ出逢いでとっても嬉しい。淡々と綴られる東京の平日の1ページ。合間に突然、どきっとする文章があらわれる。思わず二度、繰り返し読んでしまう。表現力、想像力の豊かさ、自由さにひきこまれ、石田千さんが感じとる気持ちに、綴る文章にじわじわ夢中になりました。「こころなんて、段差ひとつかえただけで変わる。」「ほんとうの気持ちは、すこしはなれたところで、かすかに役にたちあう。」「自由は、きらわれる。」こちらもかもめブックスで出逢った1冊。2015年34冊目。

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人物・団体紹介

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石田千

1968年福島県生まれ、東京育ち。作家。2001年、「大踏切書店のこと」により第一回古本小説大賞受賞。16年、『家へ』(講談社)にて第三回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。民謡好きで、『唄めぐり』(新潮社)を著するなど記録にまとめている。2015年より、東海大学文化社会学部文芸創作学科特任教授、2024年

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