宗教が往く 下 文春文庫

松尾スズキ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167801090
ISBN 10 : 4167801094
フォーマット
出版社
発行年月
2010年11月
日本
追加情報
:
16cm,363p

内容詳細

フクスケが『劇団大人サイズ』の作家になって3年。動員数も飛躍的に伸び、劇団は規模を拡大。全てが好転しているように見えた。しかし、フクスケは2つめの純愛を見つけてしまい、伝染病が世界を覆い尽くす中、劇団は宗教を始める。そして、カタストロフィに向かう物語は著者の現実と連鎖していく…。

【著者紹介】
松尾スズキ : 1962年福岡県生まれ。作家、家出家、俳優。88年「大人計画」を旗揚げ。2006年小説『クワイエットルームにようこそ』が第134回芥川賞候補作となり、07年、自身の監督・脚本で映画化。08年、映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の脚本で第31回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。09年に小説『老人賭博』が第142回芥川賞候補作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネロリ さん

    読破。読了というより、読破。読み終えて、自分の中の何かが破壊された。笑 エロとグロと変態と暴力のどぶ川を、腰まで浸かりながらひたすら歩かされ、急に深みに嵌まって眼孔や鼻孔まで泥が潜り込んできたり、かと思えば急に大雨が降って全身が洗われたり、そんな感じの読書体験だった。 ともかく、こんなにも話をとっ散らかし、大勢の変態を登場させながら、しめるところちゃんとしめてくるから、凄ぇー!と唸るしかない。感心も、感動も、しましたよ、これは。 下北沢の狂女ミツコには濃い魅力を感じ、数々の不謹慎なユーモアに笑った。

  • はいな さん

    小説においての作者という存在をを超マジメに考えて、ライトに放出。な枕からのかつての 女性とのストーリーへの流れ込みにゾクゾク。噺家が上着を一枚脱ぐときのドライブ感のまま。 本編では、街に膠着・沈澱するフクスケの尻を叩く女性達の活き活きと悲しいLifeに、フクスケと 作者のLifeがバチコンぶつかり合って、美しいダンダラ模様のストーリーが混ざりそうで混ざらないスリル!! 混ぜるとキケン!!だから、僕らはソレを止められない!!

  • フカミニハマル さん

    ★★★★★ 傑作。文庫になって再読したけど、今まで無駄だと思えた脱線が、後半ガツンとまとまっていく感じが最高。松尾さんの世界観がぎゅっと詰まった唯一無二の小説。

  • yt さん

    いまだに元カノの思い出でシコり倒してるから読んでてシンクロしちゃいましたって感じですよね〜、は〜い

  • ざれこ さん

    ものすごいむちゃくちゃなのに伏線全部回収されててびっくりした。著者語りまで絡んで壮大な愛の物語?になっちゃってて、松尾さんの策士っぷりすごいわ。それでも物語はむちゃくちゃでいろんなもの混ぜて食ってみたらくそ不味いけど食ったことねえよこれ!笑ける!くらいの面白さがあった(松尾節にやられて意味不明)。自意識過剰すぎる人たちの孤独が笑けるけど切ない。でも神様なんかそっちのけでなんか清々しい。フクスケが一番普通なのがまた皆の凄まじさが際立ってよい。おもろいもん読みました。但しこの人なら、って人以外には薦めません。

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