贄の夜会 下 文春文庫

香納諒一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167769024
ISBN 10 : 4167769026
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
追加情報
:
16cm,434p

内容詳細

“犯罪被害者家族の集い”を舞台にした殺人事件の捜査は、暗礁に乗り上げた。被害者の一人、目取真南美の夫・渉の挙動に不審を抱いた大河内刑事には、公安から圧力がかかる。事件の裏には沖縄の悲劇、そして警察内部の腐敗が黒々と横たわっていた。猟奇的殺人者、狙撃者、孤独な刑事の三つ巴の闘いの結末は―。

【著者紹介】
香納諒一 : 1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社に勤務。そのかたわら小説を執筆し、91年「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞しデビュー。99年に『幻の女』で第52回日本推理作家協会賞を受賞。ハードボイルドから社会派サスペンス、青春小説など、多彩な分野で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 二代目 びあだいまおう さん

    どんでん返しみたいなのはなく一気に読める。とにかく様々な事件や過去や要素が詰め込まれ、何て言えばいいのだろう、色んな料理が並んでるホテルのビュッフェで食べたいものを手当たり次第に一皿に盛っていったら奇跡的に美しく盛り付けられた!おー、キレイに盛れた(パシッ?)って感じで、肝心な『味』はどうだったか不明⁉️って読後感かな。最終的にキレイ?に収まっていくんだけどドキドキ感は沸いてこない。タイトル『贄の夜会』の意味に最後まで辿り着けなかったのは読解力に問題だな? 再読はない、けど確実に面白いですよ‼️?

  • ヨーコ・オクダ さん

    下巻は読書スピードがかなりアップ。メインキャラたちは、皆、過去にショッキングな事件を体験していて、今もなおその心の傷を引きずっている。中でもその傷がトラウマ以上に影響して、すっかりオカしくなってしもた人たちがいろいろやらかしてくれた感じ。まぁ、現実にはこんなに危なっかしい人間がひと所に集まることはないんやろうけど、サイコネタ、警察ネタ、ハードボイルドネタがうまく盛られて濃厚。個人的には目取真が最後までカッコよくてシビれたわー。

  • ま〜くん さん

    「透明な友人」という真犯人の生い立ちは想像を絶していた。命の火が消える様を楽しむ残虐非道な犯人、暗い過去を背負いながら犯人逮捕に奔走する刑事、復讐鬼と化した暗殺者。終盤の壮絶な三つ巴の闘いは圧巻だった。警察内部の隠された暗部、暴力団抗争、猟奇殺人、政界汚職とあらゆる犯罪が交錯しページを捲る手が止まらない。作者の最高傑作と言われているのも納得の一冊。ハードボイルド、警察小説、サイコスリラーの正にいいとこ取り。読みにくさも全く感じなかった。結末はこれでいいのかと思わせたが、ラストシーンに救われた。是非。

  • roomy さん

    面白くて一気に読了。目取真さん、かっこいいわ。どうでもいいけど読み方は「めどるま」でいいのかな。変わってる苗字なのにふりがながついてなくてちょっとびっくり。立て続けに人間は怖いと思う本ばかり読んで面白いのだけれど少し疲れた。そろそろ心温まる話を読まないと。

  • マサキ@灯れ松明の火 さん

    猟奇殺人者、スナイパー、孤独な刑事(デカ)。女性2人の殺人事件の捜査をきっかけに三つ巴の闘いの様相を呈した。実在に起きた事件の数々をもとにして…警察内部の汚職にもふれ…キャリアが2人亡くなるわ…スナイパー、妻を殺害した犯人を自らの手で殺すべく、邪魔する者を容赦なく消すわ…大河内刑事、暴走するわ…大盤振る舞いですね。しかるに…三つ巴の闘いの結末やいかに!?

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人物・団体紹介

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香納諒一

1963年、神奈川県生まれ。91年、「ハミングで二番まで」で小説推理新人賞を受賞。99年、『幻の女』で日本推理作家協会賞を受賞。主にハードボイルド、ミステリー、警察小説のジャンルで旺盛な執筆活動をおこない、その実力を高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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