キぐるみ で、醜さを隠そうとした少年のはなし 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167755010
ISBN 10 : 4167755017
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
追加情報
:
16cm,442p

内容詳細

ブサイクな人間には着ぐるみの着用が義務づけられた『かわいい』至上主義の町で、人々は観光客を相手に媚びを売って暮らしていた。この『夢の国』で、少年は自らの存在意義、性的アイデンティティに疑問を持ち始め、新しい友とともに自由を求めて町の外へ飛び出すのだが…。かわいくて怖くて胸を打つ傑作。

【著者紹介】
D : 2000年『ファンタスティック・サイレント』(KKベストセラーズ)でデビュー。2作目の『キぐるみ』(河出書房新社)がノベルコミックという文学スタイルで話題になる。その後、小説、漫画、イラスト、絵画、音楽、ファッションなど多岐にわたり活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Bugsy Malone さん

    表紙カバーの絵から自分が勝手に想像していたものとは全く違っていた。最初は面白いものの途中からは正直嫌気さえ感じてしまい、読むのを断念しそうになるが第U章の終盤になりやっとこの物語の方向と作者の感性が見えてきた。そして一転漫画に変わる第V章。諦めずにここまで読んで良かったと思わされる。残酷で哀しく胸が詰まる、ファンタジーに見せかけた現代劇だった。

  • 多田幾多 さん

    「ブスには着ぐるみ着させ、可愛く媚びて生きろ」というような義務が存在する閉鎖的な町に住む少年トシもまた、家族全員、着ぐるみを着て生きてる。自由に生きたいと、「壊れて」「離れてしまった」家族や親戚から逃げたいと思い外の世界へ行くが…というファンタジーと思わせてのシュールで残酷な鬱展開が続くのじゃ。あと少しってとこで不幸が訪れて、さらにトシを絶望に引きずり込んでいく。しかし、最後の家族の輪に入れたとこはやっと家族と分かりあえたようにも見えるし、「お前はしょせんこの世界でしか生きられないんだよ」にも感じた

  • まっ黒大魔王 さん

    作者はそちらの業界では有名な人?絵も描いて音楽もやって、文も書けるよ、と。私はアートのことはさっぱりだが、この作品読む限り、そこまで凄みは感じない。題材はまあまあ良いのだが、主人公をとことん不幸な目に合わせた挙句のこの終わり方といい、ここまで下品なごった煮にする必要はあったのか。ラノベとも文学ともつかないアートを求める人はいない。

  • エリ本 さん

    これはどういう世界と言うんだろう。混沌としていてシュールな様な、でも現実も似たような所はあるかな。人間の醜い姿をこれでもかと見せられる。同性愛だろうがノーマルだろうが自分本位の思いやりの無い愛情は見苦しい。でも読み物としては嫌いではない。厭世観たっぷり。

  • ちょん さん

    この作者さんはホントに多彩だなぁ、と改めて実感。 絵は動物描いてるのが好きですが。久しぶりの長編でしたがガツガツ読んでしまいました♪こういう お話も好きです(^^)/

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学生の頃にInstagramを始め、これまでに『アルマーニ』や『プラダ』などからファッションショーの招待状が送られるインスタグラマーとなる。2020年からは、3歳の頃から好きだったアニメの投稿をプラスし、試行錯誤を続けた結果、世界中で290万フォロワーを突破。現在は最前線でインスタグラマーとして活動

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