だりや荘 文春文庫

井上荒野

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167737016
ISBN 10 : 4167737019
フォーマット
出版社
発行年月
2007年08月
日本
追加情報
:
16cm,253p

内容詳細

両親の死を機に、東京を引き払い、信州でひとり暮らす姉のそばへ越してきた妹夫婦。両親の気配の残る小さな宿を引きついで、おだやかな日常が始まったように見えたが、そこでは優しさに搦めとられた、残酷な裏切りが進行していた―精緻な描写と乾いた文章が綴るいびつな幸福。うつくしく痛ましい愛の物語。

【著者紹介】
井上荒野 : 昭和36年(1961)東京都生まれ。成蹊大学文学部卒。89年『わたしのヌレエフ』で第一回フェミナ賞を受賞し、デビュー。2004年『潤一』(マガジンハウス)で第十一回島清恋愛文学賞を受賞。人間関係を繊細にとらえる眼差しと、生活の瞬間瞬間を切り取る確かな筆致に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のっち♬ さん

    姉妹が営む山奥のペンション、姉と関係を持つ妹の夫を中心に織りなされる恋愛劇。そこに姉の恋人、妹に恋するバイト青年も絡むが、嫉妬や憎悪より相手を思いやる気持ちが優っているのでドロドロしない、寧ろ透明感がある。迅人の傲慢な思考はゲス男そのものだが、姉妹の嘘に潜む悔恨や背徳感などの細やかな心理描写や自棄的な言動がもたらす静かな緊張感が魅力的。次第に危うさに拍車がかかるストーリーテリングも功を奏している。新渡戸の末路は血縁が絡むからこそ背負わされる残酷な宿命を物語っており、唐突な幕切れに更なる不穏な兆しを添える。

  • ぷっくん さん

    今年2冊目。姉、妹、妹の夫の不倫物語。読後は悪くないが、全く共感出来ず笑。3人とも、あえて知っていても知らないふりをして最後まで進むという、ただの不倫物語なのだけど、ドロドロな感じはなくどこか綺麗な印象。しかし旦那はせこい。姉もズルイ。妹も変わり者だと感じた。でも先が気になり、さっさと読める一冊!

  • ケロコ さん

    【図書館】井上荒野らしい作品。不倫というものは当事者同士だけが美しいと思っている行為なのだと理解していたが、ここではそうでもないようだ。特に椿は相手が妹の夫だということに余り意味を感じていない。だからこそ妹は姉に何も言えないのだ。不倫は所詮不倫。美しくも儚くもなく、周りの人間を傷つけるだけ。話してしまうと全て壊れてしまうから誰も何も言わないし触れないのかもしれない。端から観ていると舞台の様でも演じている当事者たちは耐え難いだろう。まぁ耐え難いのは妹だけなのかもしれないのだけど。

  • ぐりぐら さん

    両親がやっていた信州の山のペンションを引き継ぐ夫婦と姉。山の生活や風景の描写はとても素敵なのに、この3人の関係はどうにも共感出来ませんでした。でも井上荒野さんの文体だからか、不快感を感じつつも最後まで読んでしまいました。

  • エドワード さん

    信州で両親が経営していたペンションを継ぎに東京から越して来た杏と迅人の若夫婦。ペンションには杏の姉の椿がおり、三人の生活が始まる。男女の恋する心は表情や動作に必ず現れる。隠せるものではない。仲の良い杏と椿。明るい杏と神秘的な椿。さっぱりした迅人。交差する視線。表で平穏をつくろっても、裏はバレバレだ。しらんぷりを装う三人。ワケありの客を<不倫>と呼んだ時にギクリとする三人。迅人が<椿は杏の持ってきたマグカップだ>と言うセリフが嫌だ。終幕の先に待っているのは、杏も椿も抜け出せない、袋小路ではなかろうか。

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人物・団体紹介

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井上荒野

1961(昭和36)年東京生れ。成蹊大学文学部卒。’89(平成元)年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、2004年『潤一』で島清恋愛文学賞、’08年『切羽へ』で直木賞、’11年『そこへ行くな』で中央公論文芸賞、’16年『赤へ』で柴田錬三郎賞、’18年『その話は今日はやめておきましょう』で織田作之助賞を

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