非情人事 文春文庫

江上剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167717803
ISBN 10 : 4167717808
フォーマット
出版社
発行年月
2008年05月
日本
追加情報
:
16cm,282p

内容詳細

サラリーマンにとって会社人生は人事がすべてと言っても過言ではない。転籍人事にかちんと来た実力副社長、リストラを完遂した途端に自分の首を斬られた人事部長、合併銀行の派閥を背景にした熾烈な社長レースなど、「非情人事」を拝命した企業人の複雑な思いと行動を、鮮やかな筆致で描いた文庫オリジナル短篇集。

【著者紹介】
江上剛 : 1954年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。本部企画、人事関係、高田馬場、築地各支店長を経て03年に退行。97年第一勧銀総会屋事件に遭遇し、広報部次長として混乱収拾に尽力。銀行員の傍ら、02年『非情銀行』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Satomi さん

    サラリーマンの人事にまつわる短編5話。他人事である人事を、あーでもない、こーでもないと憶測するのは面白い。いざ自分の事となるとそれはもう一大事。仕事だけでなく、生活が激変する。栄転、昇進、左遷、島流し…サラリーマンの悲喜こもごも。100人以上をリストラした人事部長が大役を終えたとたんに同じ目にあう…あぁーやるせない…。その後の息子とのやりとりのくだりで少し救われたけど…なんだか他人事とは思えない哀しさ…。

  • いちの さん

    先週異動の内示を受け動揺していたなかでこの本を見かけたので、思わず手に取りました。リストラやら派閥争いやら、出てくる人たちみんな大変そう。読んでいてしんどかったです。穏やかに働きたいな、と心底思いました。

  • roomy さん

    初読江上作品。5編の短編集。表題作と引き際と悪い奴らがよかった。非常人事は父と息子の関係がなんともいいな〜と思った。リストラされる人もそれを選びする人も嫌だよな。何かしたらいつか自分に返ってくる良いことも悪いことも。

  • だいすけ さん

    印象に残ったのは「悪い奴ら」。借換融資をまるで新規融資のように加算してしまう手口や、女市など、さもありなんという感じ。章末に「下流喰い」という参考文献が紹介されていたので、読んでみたい。

  • はじめさん さん

    短編集。表題作は100人のリストラをすることになった心優しい人事部長の話だけれど、一番のヒットは闇金業者と、借りにきた老婆という末端の現場に、グレーゾーン金利規制を目論む代議士がからんでくる「悪いやつら」。10万円をトゴ(10日で5割、10日後に15万円の返済)で貸し付け、返せないと泣きついて来たら25万円(10万円の原本は残しつつ、利息と最初の10万円分の15万返済)貸し付け、次は37万5千円、次は、次はと10万円だったはずの借金があれよあれよとン百万円の借金へ。闇金ウシジマくんみたいでおっかない。(H

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人物・団体紹介

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江上剛

1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー。03年に同行を退職し、執筆生活に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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