文学的商品学 文春文庫

斎藤美奈子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167717650
ISBN 10 : 4167717654
フォーマット
出版社
発行年月
2008年02月
日本
追加情報
:
16cm,293p

内容詳細

文学の面白さはストーリーや登場人物の魅力だけではない。作品に登場するモノやその描写を見ていくと、思いもかけなかった読み方ができることに気づくだろう。ファッション、食べ物、ホテル、バンド、野球、貧乏など、9つのテーマをめぐり、のべ70人、82作品で語られる文芸評論。

目次 : 第1章 アパレル泣かせの青春小説/ 第2章 ファッション音痴の風俗小説/ 第3章 広告代理店式カタログ小説/ 第4章 飽食の時代のフード小説/ 第5章 ホラーの館 ホテル小説/ 第6章 いかす!バンド文学/ 第7章 とばす!オートバイ文学/ 第8章 人生劇場としての野球小説/ 第9章 平成不況下の貧乏小説

【著者紹介】
斎藤美奈子 : 文芸評論家。1956年新潟市生まれ。成城大学経済学部卒業。児童書等の編集者を経て、94年『妊振小説』(ちくま文庫)でデビュー。2002年『文章読本さん江』(ちくま文庫)で第1回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    小説に出てくる「商品」について論じる軽めの文藝評論。著者の作品にしては悪口芸が薄めのような気がした。だが論考や指摘にはニンマリし納得できるもの。小説の引用が多くブックガイドでもある。個人的には「オートバイ」の中でライトノベルのキノの旅がでてきたのには驚いた。「貧乏」のところで物書きの矜持について語っていてある種の感動があった。さとなおという人の解説がお手本のように秀逸なものだった。

  • 佐島楓 さん

    こういう客観視点をしっかりお持ちの斎藤さんが好き。小説作法に応用できそうだし、何度吹いたかもはやわからない。

  • タク さん

    昔から小林秀雄や江藤淳、柄谷行人、蓮實重彦みたいな伝統的頑固一徹硬派文藝評論より、斉藤美奈子や小室直樹みたいな傍流へ傍流へ脱線していく批評家の評論の方が楽しめる俺は学問に決定的に向いてないと思う/解説が佐藤尚之である辺りも徹底してて、どう考えても真っ当ではないんだろうけど、この身も蓋もない立ち位置は貴重。斉藤さんってずーっと本棚に残すタイプの書き手ではないとは思う。でも小説を読む時に、氏が提示した読み方やディテールへの拘りを読者の脳裏にこびりつかせてそうな、そんな批評家ではある気がします

  • はちてん さん

    面白い。参考になりました〜。

  • ミツ さん

    慇懃無礼とでも言おうか、相変わらずの斎藤節。 ”文学におけるモノの描かれ方に注目しよう”というコンセプトのためか、カタログ小説や野球小説など自分にあまり馴染みのない作品が多かった。 いいか悪いかは別として、文学を芸術ではなく商品として見る視線は他の評論家とは一線を画している。

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人物・団体紹介

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斎藤美奈子

1956年、新潟県生まれ。文芸評論家。1994年、文芸評論『妊娠小説』でデビュー。2002年、『文章読本さん江』で第1回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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