戦士の肖像 文春文庫

神立尚紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167717544
ISBN 10 : 4167717549
フォーマット
出版社
発行年月
2007年12月
日本
追加情報
:
16cm,416p

内容詳細

真珠湾攻撃に参加した隊員の戦後の想い、生と死の狭間で苦悶した回天特攻隊員、戦艦「大和」の副砲長が思う「大和魂」、戦後の密命に死を覚悟した桜花隊隊員…。気鋭の報道写真家が24人への克明なインタビューによって、父と祖父が戦った「あの戦争」を浮き彫りにする。新証言を満載した男たちの「零戦初空戦」も収録。

目次 : 吉野治男―真珠湾攻撃隊員の戦後の想い/ 本島自柳―医師になった艦爆隊指揮官/ 壹岐春記―戦場に投じた戦士の花束/ 原田要―零戦搭乗員から幼児教育へ/ 丸山泰輔―ミッドウェー海戦・運命の瞬間を生きて/ 武田光雄―「指揮官先頭」と「諸行無常」/ 竹内釼一―「訪独第一艦」伊三十潜の栄光と蹉跌/ 桑島齊三―「訪独第二艦」海底三万五千浬の旅/ 高原希國―月明の大脱走・カウラ捕虜収容所/ 福山孝之―生きるために戦った軍隊〔ほか〕

【著者紹介】
神立尚紀 : 報道写真家。1963年、大阪府生まれ。日本大学芸術学部写真学科在学中の1985年、写真週刊誌全盛時代の講談社「フライデー」でカメラマンとしてデビュー。卒業後の翌86年には同誌専属となり、主に事件報道、政治経済、スポーツ取材等の分野で報道の第一線に立った。1995年、元零戦搭乗員との出会いをきっかけに戦争当事者のインタビュー取材を始め、1997年、フリーに。その後は主に人物ドキュメンタリーや戦史取材に力を注ぐいっぽう、カメラ・写真雑誌でも記事や作品を発表している。社団法人日本写真家協会(JPS)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さきん さん

    自決した軍人ばかりでなく、戦後も生き抜いた軍人の遺言を取り上げる。各々、立場、責任によって処し方が違う。家族持ちの軍人の家族への愛情が深い。

  • 小太郎 さん

    太平洋戦争に参加した24名の海軍軍人たちの貴重な戦場体験記。真珠湾からミッドウェイ、ソロモン夜戦、レイテでの初特攻、人間魚雷、大和の出撃、興味深い潜水艦で訪独したエピソードなど戦場にいた者しかわからない戦争のリアルを感じられたノンフィクションでした。すでに物故されてる方も多数いるはず、こういう話を日本人としては忘れてはいけないと感じました。

  • yamatoshiuruhashi さん

    大東亜戦争に従軍した海軍軍人たちのインタビューで構成される一冊。著者は「祖父たちの零戦」をはじめ零戦搭乗員のインタビューで知られているが、本作品は飛行機乗りのみならず、艦船、陸戦隊などの勤務者の話も含まれている。共通するのは戦後教育による「戦争」の味方と、現実に戦った人々との落差。戦後のネガティブな教育によれば、あの戦争で亡くなった人たちは報われない。彼らの死闘があったからこそ戦後の日本の繁栄と日本人の今日はある。

  • radish さん

    国家間の紛争解決手段としての戦争は、軍隊同士の言わばプロとプロの戦いであるべきで、そこに是非は無い。そして、紛争が解決した後に残ったのは、ある者には誇りであり、ある者には虚無だった。という、やはり、立場が違えば思う所も異なるのが戦争という物なのか。当事者が後世に語り継ぐ物は全て貴重な戦訓と成り得よう。

  • tsuyoshi1_48 さん

    大東亜戦争を戦い抜いた24名の方々の体験記。神立氏の著作は、語り部の戦争体験のみならず、戦後の人生についても丁寧に叙述する点に特徴があり、その人間像を活写することに成功しています。「男たちの『零戦初空戦』」は、あまりにも有名な重慶上空の「伝説」について、日中両軍のインタビューをもとに実相を浮かび上がらせており、非常に興味深い一篇です。

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人物・団体紹介

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神立尚紀

1963年、大阪府生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、講談社「フライデー」専属カメラマンを務め、主に事件、政治、経済、スポーツ、災害などの取材報道に従事。1995年、戦後五〇年を機に戦争体験者の取材を始め、以降、インタビューした旧軍人、遺族は五百人を超える。1997年よりフリー(本データはこの書

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