スメラギの国 文春文庫

朱川湊人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167712037
ISBN 10 : 4167712032
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
追加情報
:
16cm,551p

内容詳細

志郎が新居に決めたアパートの前には、猫が集まる不思議な空き地があった。その猫たちに構うなという大家の忠告に反し、志郎は空き地を車庫がわりに使い、捨て猫を飼いはじめる。だが、それが彼の幸福な日常を一変させる。愛するものを守るために凄惨なまでに闘う人と猫。愛と狂気を描く長編ホラーサスペンス。

【著者紹介】
朱川湊人 : 1963年大阪府生まれ。慶応義塾大学文学部卒。出版社勤務を経て、2002年「フクロウ男」で第41回オール讀物推理小説新人賞を受賞。翌03年、「白い部屋で月の歌を」で第10回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。初の著書となった『都市伝説セピア』が第130回直木賞候補となり、05年、『花まんま』で第133回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 紫 綺 さん

    単行本にて読了。猿の惑星ならぬ、猫の惑星・・・?朱川作品には珍しく息苦しさを覚えた。

  • Shinji さん

    猫かぁ… ウチの周辺にも結構な数の野良がいます。駐車場の私の車をお気に入り登録してる顔見知りの野良も3匹います。隣の小さな空き地に集まってコロニーのようなのが出来てるような気もしますが確かに群れる事はないですね。残酷な描写も多く猫好きには辛い作品かもしれませんが、スメラギのような能力は別として、ジンゴローやチョコのような気持ちの猫がいてもおかしくないと思う!人間の優しい気持ちや撫でられる手の暖かさを分かってる猫は絶対いるよね♪ ルイみたいな猫は怖いけど救いのあるラストで良かった!後半は夢中になりました。

  • Aya Murakami さん

    父の本 知性を持った猫と人間の戦いの話。 最初からルイが怪しいと思っていたら予想以上に怪しい結果が待ち受けていました。知性猫の親玉がスメラギなのでルイはトウジョウヒデキとかイシイシロウとかそういうイメージの役割でしょうね…。仲間の猫を犠牲にする作戦は本当に読んでいて辛かった…。 ルイは作中で悪魔なんて呼ばれていましたが実際のところはスメラギの威厳無しには何もできない悪ガキ程度の存在だったのでしょう。 スメラギは猫の知性の象徴ならルイは反知性の象徴か?ルイになびく猫たちも怖い。

  • KAZOO さん

    朱川さんのちょっと変わった長編でした。猫好きの方はあまり読まない方がいいのかもしれません。ちょっと変わった猫が王国をつくっているところに主人公の男性が引っ越してきて、さまざまな出来事があり猫たちとの対決があったりしますが最後は、猫たちをつかさどるばけもののようなものと心を通わせることになります。読むのにエネルギーが必要で大変でした。

  • チアモン さん

    猫好きさんたちにはオススメできません。猫と人間が戦うシーンは、残虐性が強くトラウマになる人もいると思う。ラストはハッピーエンドだったが、まさかこのような内容の本だったとは・・・。

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