ジェイムズ・カルロス・ブレイク

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掠奪の群れ 文春文庫

ジェイムズ・カルロス・ブレイク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167705664
ISBN 10 : 4167705664
フォーマット
出版社
発行年月
2008年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,426p

内容詳細

銃と友、そして反骨の心意気。それを武器に強盗人生に身を投じたハリーは、刑務所でジョン・ディリンジャーと出会う。出所したディリンジャーはハリーらを救うべく脱獄計画を練るが…。大不況の時代に庶民の喝采を浴びた誇り高き無法者たちの栄光と破滅。『無頼の掟』『荒ぶる血』でミステリ・ファンを熱狂させた著者の最新作。

【著者紹介】
ジェイムズ・カルロス・ブレイク : メキシコ生まれ、テキサス育ち。長篇小説The Pistoleerでデビュー以降、アメリカ=メキシコ国境地帯を舞台とした作品を発表。邦訳された第6長篇「無頼の掟」、第7長篇「荒ぶる血」は日本の読者の高い支持を受け、前者は「このミステリーがすごい!」第3位、日本冒険小説協会大賞を受賞、後者は「このミス」第2位、マルタの鷹協会ファルコン賞を受賞。いまもっとも注目されている犯罪小説作家

加賀山卓朗 : 1962(昭和37)年、愛媛県生まれ。東京大学法学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ずっきん さん

    たて続けにJCブレイク。パブリックエナミー銀行強盗ジョン•ディリンジャーの指導役と云われる、ハンサム•ハリーことハリー・ピアポントを描いた作品。史実に沿いながら、ハリーの一人称による造形描写テンポがお見事。破滅に向かう奴らの足掻きが、そりゃもう生き生きと。ちょっとコーマック•マッカーシーがよぎるような雰囲気なんだけど、きっちりエンタメ寄り。翻訳された三作の中では最も洗練されていて、非常に読み応えのあるクライムノベルだった。あー、他のも読みたいなあ。むろん加賀山訳で。

  • GAKU さん

    1930年代アメリカで実在した銀行ギャング、ハリー・ピアポントを、私好きな作家ジェイムズ・カルロス・ブレイクが描いた1作。この時代ってボニー&クライドと被るんですよね。当時のアメリカの銀行強盗の無軌道さは、半端ないです。そこらへんの描写は中々だったのですが、総体的には過去に読んだ『無頼の掟』、『荒ぶる血』が良かっただけに、比較するとちょっと物足りなかったかな。確かこの作家さん、日本では3作しか翻訳されていないはず。出版社さん他の作品も翻訳して下さい!

  • 星落秋風五丈原 さん

    ジョン・ディリンジャーという名前を聞いて、「ああ、あの人!」とすぐ分かるのは、アウトローもののファンでしょう。『俺たちに明日はない』のボニーとクライドに比べると、同時代に活躍(?)した彼の知名度は低いほうだから。さて、物語の語り手はデリンジャーの仲間、ハリー・ピアポント(実在の人物)。さては、側にいた人間の目から、ディリンジャーの実像に迫ろうという狙いか?と思ったが、主体はあくまでもピアポント。

  • maja さん

    実在したギャング、ハリ・ーピアモントが描かれる。脱獄と強盗をしたたかに繰り返す個性的なアウトローたち。追跡されるなか振り落ちてしまう仲間を見捨てるところなど、描かれる仲間たちとの関係は実にシビアなものだ。自滅の道をひたすら走っていく若者たち。それぞれの矜持。世慣れた筋の通し方をする女手配師などさりげなく目立つ。彼らの愛した女たち、家族たち・・。流儀にこだわる彼らの物語を切なさも持って楽しんだ。

  • bapaksejahtera さん

    30年代初。大恐慌の余韻冷めやらぬ一方、禁酒法が実質的に骨抜きになる中、大衆はボニーとクライドの類いの犯罪に喝采を贈る。本編の主人公も実在する向こう見ずの荒くれ者たちの一人。この中ではジョン デリンジャーが名を知られるが、本書ではその仲間でハリーと呼ばれる男が主人公。彼らとその事件について矛盾する情報や虚構の多い中で著者は物語としての統一性をもたせ実録風にこれを述べる。彼の生い立ちから9年に渡る服役と脱獄。短い期間に行われた銀行強盗と豪遊。途中流石に食傷するのだが最後の逮捕と収監と最後の足掻きが読ませる。

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ジェイムズ・カルロス・ブレイク

メキシコ生まれ、テキサス育ち。現在アリゾナ州に住む。1995年、長篇小説『The Pistoleer』でデビュー、以降、アメリカ=メキシコ国境地帯を舞台とした作品を発表。日本デビュー作となった第6長篇「無頼の掟」は2005年、「このミステリーがすごい!」で第3位となるなど、高い評価を得る

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