十万分の一の偶然 長篇ミステリー傑作選 文春文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167697273
ISBN 10 : 4167697270
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
追加情報
:
16cm,421p

商品説明

A新聞の「読者のニュース写真年間最高賞」に輝いたのは、東名高速での凄惨な事故の報道写真だった。“十万分の一”と評されたそのシャッターチャンスは果たして本当に偶然なのか?すぐれた作品を残したいというアマチュア・カメラマンのエゴイズムを軸に「作られた報道写真」問題を活写した社会派ミステリー。

内容詳細

A新聞の「読者のニュース写真年間最高賞」に輝いたのは、東名高速での凄惨な事故の報道写真だった。“十万分の一”と評されたそのシャッターチャンスは果たして本当に偶然なのか?すぐれた作品を残したいというアマチュア・カメラマンのエゴイズムを軸に「作られた報道写真」問題を活写した社会派ミステリー。

【著者紹介】
松本清張 : 1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第6回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92(平成4)年8月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ひとりの男性の復讐の話です。しつこく真実...

投稿日:2021/07/09 (金)

ひとりの男性の復讐の話です。しつこく真実を探り出す過程、そして驚愕のラスト。カメラ写真という題材も面白かったです。まさに十万分の一の偶然!この作品は人間のエゴイスト、名声を得る為の手段、人間の執念深さが描かれていて恐ろしかったです。

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • 金吾 さん

    功名心のために事故を引き起こし、賞を獲得した写真家への復讐です。自作自演に対する嫌悪感を感じます。ただ最後はやりすぎだろうと思いました。

  • coco夏ko10角 さん

    写真年間最高賞に輝いたのは東名高速道路での凄惨な事故の様子だった、それを撮影できたのは十万分の一の偶然かそれとも…。それを調べる側とカメラマンの駆け引き・攻防が面白い。実は松本清張初読みだったけどもっと読んでみたくなった。

  • 緋莢 さん

    東名高速で起きた玉突き事故。多数の死者を出した凄惨な事故の様子を撮影した写真は「激突」と題され、A新聞の「読者のニュース写真年間最高賞」に輝いた。審査委員長で写真家の古家庫之助が選評で「十万分の一の偶然」と書いた写真は本当に偶然撮影されたのか?撮影者の山鹿恭介に、一人の男が近づいていき・・・

  • u1 さん

    面白かった!松本清張って本当に面白いんじゃ!根っからのカメラ好きらしく、写真家を題材にしたお話。それよりも、昭和50年代の話なのに、とても読みやすくてびっくりした!もっと古めかしい本で読みにくいかと思っていたが、これなら躊躇なく買って読める!もっと有名な作品を読んでみよう(知らないけど…)!

  • ふう さん

    髭の男の執念、なぜか大麻、カメラの知識、蛇のおもちゃなど、シリアスでいてちょっと意外なアイテム・・・

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人物・団体紹介

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松本清張

1909‐1992。福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯

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