夢は荒れ地を 文春文庫

船戸与一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167683023
ISBN 10 : 4167683024
フォーマット
出版社
発行年月
2006年06月
日本
追加情報
:
16cm,780p

内容詳細

自衛官の楢本は、8年間行方不明の元同僚・越路を捜しにカンボジアに来た。楢本が越路を捜す目的は、越路の妻と自分が一緒になる承諾を得る為だ。越路を捜す間、楢本は人身売買、汚職、売春にまみれたカンボジアの現実に直面する。やがて楢本は、越路が幼児売買に関わっているとの噂を聞きつけるが…。著者待望のハードロマン。

【著者紹介】
船戸与一 : 1944(昭和19)年山口県生まれ。早稲田大学法学部卒。出版社勤務を経て執筆活動に入る。79年「非合法員」で小説家デビュー。85年「山猫の夏」で第6回吉川英治文学新人賞受賞。89年「伝説なき地」で第42回日本推理作家協会賞受賞。92年「砂のクロニクル」で第5回山本周五郎賞を受賞。2000年「虹の谷の五月」で第123回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • goro@the_booby さん

    命は地球より重いって言われることもあるのだろうけどここでは米粒より軽い。これが現実なんだろうなぁ。地雷除去をも食い物にされて弱者は弱者のままで頭が腐っていればなんでもお構いなしの非情な世界。カンボジアだけじゃなくて世界中で起こっているんじゃないのか。失踪した元自衛官越路をさがしにきた楢本が直面する現実。貧困スパイラルに供出される子供たちの末路に群がる大人たちの汚さ。暴力には暴力、義務としての暴力を肯定しなければ生きていけない。光はあると信じたい。やっぱりガツンと船戸与一です。

  • まさ さん

    連休中にゆっくり読もうと思っていたのに、780頁の文量が気にならない程の一気読みでした。カンボジアを舞台とした様々な問題。人身売買や売春、地雷問題、政治や社会そのものも。決してその国だけの問題ではない。物語ではそれぞれの目的を持つ人たちのタフな動きが際立り、それぞれの発する言葉から考えねばならないことが巡った。クメール人の諺――あまりにも長いあいだ影を視ている人間は影そのものになってしまう――カンボジアの強い陽射しでできるくっきりとした影こそクメールの深い闇。やるせない結末だが知っておきたいことでもある。

  • Åκ さん

    カンボジアの闇、少女達の人身売買。自衛官の楢本が、元同僚の越路を探して踏み入れた世界はとてつもなく深い闇だった。識字率向上のために、必死にボランティア活動を行ってきた丹波。彼もまた、カンボジアの闇に足を捕まれた一人。政治も軍も警察も、全てが腐敗しているなかで、いきる目的を探す登場人物達。真っ赤な朝日に照らされて、カンボジアの未来は輝くのか。多くの矛盾の中を駆け巡るダークハードストーリーでした。

  • ちゃま坊 さん

    ポルポト以後のカンボジアが舞台。売春と人身売買の組織と戦う日本人。フィクションだがカンボジアの歴史と地理を知る事ができた。

  • 東森久利斗 さん

    魂の叫び、民族の誇り、夢は終わり夢は続く。東南アジアの矛盾、ジレンマ、底なしの闇、1970年代内戦の凄惨な傷跡、殺戮と地雷、クメールの血が滾る、暴力の義務、殺し合いの原則、法や秩序を越えた生き方、カンボジアの歴史。アンコール遺跡観光への思いが萎える。光と影、表に出ることのないもう一つの現実、影だけを見続けてきた人生の末路、影に飲み込まれ、影自信として存在し生きるしか道がない戦士の悲しき宿命。

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