夜想 文春文庫

貫井徳郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167682033
ISBN 10 : 4167682036
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
追加情報
:
16cm,542p

商品説明

事故で妻と娘をなくし、絶望の中を惰性でただ生きる雪籐(ゆきとう)。だが、美少女・天美遥(あまみ・はるか)と出会ったことで、雪籐の止まっていた時計がまた動き始める。やがて、遥の持つ特殊な力は、傷ついた人々に安らぎを与え始めるが……。あの傑作「慟哭」のテーマ〈新興宗教〉に再び著者が挑む。魂の絶望と救いを描いた、渾身の巨篇。 解説・北上次郎

内容詳細

事故で妻と娘をなくし、絶望の中を惰性でただ生きる雪籐。だが、美少女・天美遙と出会ったことで、雪籐の止まっていた時計がまた動き始める。やがて、遙の持つ特殊な力は、傷ついた人々に安らぎを与え始めるが…。あの傑作『慟哭』のテーマ「新興宗教」に再び著者が挑む。魂の絶望と救いを描いた、渾身の巨篇。

【著者紹介】
貫井徳郎 : 昭和43(1968)年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。平成5(1993)年に、第4回鮎川哲也賞の最終候補作となった「慟哭」で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ミカママ さん

    5年くらい前かな、『慟哭』を読んで、貫井さんの宗教観にえらく惹かれたので、Twitterでつぶやいたところ、ご本人からお返事いただいて。彼の宗教観を知るもうひとつの作品、ということで勧められてずっと気になっていた作品。うーむ、新興宗教ってこうやってつくられるのだね。みんな寂しいし、救われてないし、私にはやっぱり遠すぎる存在。ラストは、一応明るい、とみるべきなんだろうか。貫井さんの力が込められた作品だと思う。一気読みしてしまってごめんなさい。

  • とん大西 さん

    交通事故で妻子を亡くした雪藤。世界が暗転するかのような喪失感。そして訪れた果てしない孤独。悲しみを悲しみとすら自覚できない揺らぐ感情。生きていくのが辛い、救われたい−傷心の雪藤と不思議な力をもつ遥との出会い。展開面に少々戸惑ったものの、何故か不思議と読むのがやめられない。ひたすら苦く、モヤモヤするが…。嫌な部分もひっくるめて雪藤の心情がストレートに響いてくる。夜の闇の中でのたうちまわる孤独。−克服できない悲しみもある。悲しいのは悲しいままでもいい。…私もそう思います。人生は『喜怒哀楽』でワンセットかも。

  • 青葉麒麟 さん

    読むのにえらく時間が掛かってしまった(>_<)ダラダラ続いてる感じがした。遥はどんだけ美人なんだろう。

  • chiru さん

    幼い娘と妻を事故で失い、ひとり助かってしまったことに苦しむ主人公。 若い女性にかけられた『かわいそう』という言葉と涙をきっかけに、主人公に変化が生じていく。 新興宗教を組織化していく様が描かれ、信じたり、応援したいという純粋な気持ちが利用されてしまう。 まさかの展開には唖然としましたが、希望を感じるラストにほっとしました。 ★3

  • キムチ27 さん

    貫井さん、最近惹かれる。幻想とリアルのはざまをゆらゆらする世界を描かせると秀逸。読者は今ある其処がわからず、混沌とした中ですとんと落とされる。その彼方、今回は良かった。妻と子を目の前でなすすべもなく失った雪籐。北條メンタルCrで加療中?ある日、並以上の能力を持つ女子大生遙と出会い、思いがけない方向へことが進む。同時進行する嘉子の世界。そこがどうクロスするかもぞもぞと頁をめくる。新興宗教の話といえばそれまでだが更なる深みを感じた。青い鳥は自分で探さなきゃいけないんだよ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

貫井徳郎

1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補作となった『慟哭』でデビュー。2010年、『乱反射』第63回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門受賞、『後悔と真実の色』第23回山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド