黄金の華 文春文庫

火坂雅志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167679712
ISBN 10 : 416767971X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年01月
日本
追加情報
:
16cm,489p

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読書メーターレビュー

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  • シン さん

    経済という視点から江戸幕府の成立過程を描いた作品。あまりない珍しいパターンだったので面白く読めました。

  • まあやん さん

    銀座という地名とか、今の日銀のところに庄三郎の屋敷があったとか、今とのつながりが分かっておもしろかった。武士の華々しい話ではなく、豊臣から徳川に移る時代を経済という視点から描かれていて読みやすく興味深かった。

  • berceau_de_chat さん

    豊臣末期から徳川体制確立までの時代に、刀ではなく知恵と胆力で身代を築いた男の一代記。段々と金の魔力に魅せられ狂わされていくも、最後の呆気ない程の去り際には不思議な爽快感があります。

  • 左丘明 さん

    後藤庄三郎光次とは、また地味な人物を主人公に選んだものだ。豊臣から徳川へと世が移り変わる時代に、「経済官僚」として徳川家康に仕えた後藤庄三郎の存在は、脇役として描かれることはあっても、小説としてはほとんだ描かれたことはなく、その経歴にも謎が多い。だがそれだけに、作家の想像力が発揮される余地が広い。本作での後藤庄三郎は、行動力と知恵に富んだ魅力的な人物に描かれている。青年から壮年へと成長する若者の物語であり、徳川幕府草創期の権力の裏側を描く小説としても読みごたえがある。異色の戦国小説といえるだろう。

  • CCC さん

    ★☆☆☆☆

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人物・団体紹介

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火坂雅志

1956年新潟県生まれ。早稲田大学卒業。出版社勤務時代の88年に『花月秘挙行』でデビュー。2007年『天地人』で第13回中山義秀文学賞を受賞。2015年、逝去。本書『北条五代』が絶筆となった

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