螺旋階段のアリス 文春文庫

加納朋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167673017
ISBN 10 : 4167673010
フォーマット
出版社
発行年月
2003年11月
日本
追加情報
:
16cm,299p

内容詳細

大企業のサラリーマンから憧れの私立探偵へ転身を果たした筈だったが―事務所で暇を持て余していた仁木順平の前に現れた美少女・安梨沙。…亡夫が自宅に隠した貸金庫の鍵を捜す主婦、自分が浮気をしていないという調査を頼む妻。人々の心模様を「不思議の国のアリス」のキャラクターに託して描く七つの物語。

【著者紹介】
加納朋子 : 昭和41(1966)年、福岡県北九州市生まれ。文教大学女子短期大学部卒業後、化学メーカーに勤務。平成4年、「ななつのこ」で第3回鮎川哲也賞受賞。平成6年発表の短編「ガラスの麒麟」で、第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)受賞。平成7年に退社して作家専業となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    アリスその1。短編集。脱サラ探偵が日常の謎に挑むって感じ。助手のアリスの方が有能?。

  • sk4 さん

    『蒼林堂古書店へようこそ』(乾くるみ)に紹介されていたので手にしました。 紹介されていた通りの、誰も死なないミステリー。 否・・ 一人死んでますね。一番せつない話で。 ・・ミステリーとしてどうのこうのよりも、50がらみのおっさんと年齢不詳の美少女が二人でやってる私立探偵事務所、というシチュエーションが魅力だと思います。 ・・仕事の依頼に行った客はギョッとするでしょう。「親子で探偵やってるんですか?」「え?いいえ〜。親子ではありません」みたいなw

  • hirune さん

    50男の脱サラ探偵と謎の美少女の探偵物語。彼らが扱う事件はアリスシリーズのエピソードに準えたもの、出会う人物は甘やかされて、または立場上、自分の意志を持たない・持てない人々。美少女 安梨沙はその人々を目のあたりにすることで、また事務所から「ぼんやり窓の外を観察する」ことで自分の過去と現在と向き合い、女性として人間として自我に目覚めていく。探偵事務所はそのための繭のようなもの。ラストのしっかりした足音は安梨沙の自立を表してるのでしょう。仁木のおじさんも安梨沙に置いてかれるなんて悩んでないで、自立しないとね!

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    ルイス・キャロルの物語を巧みに取り入れた7篇の連作ミステリー。早期退職制度を利用して、大企業のサラリーマンから私立探偵に転身した仁木順平のもとにチェシャ猫のように現れ、助手になった美女・安梨沙。ハードボイルドに憧れる仁木の思惑をよそに、フリルとレース、花柄のティーポットに彩られた探偵事務所に舞い込んでくる依頼は、どれも一癖あるものばかり。ところが、安梨沙が抜群の推理力を発揮して謎を次々に解いていきます。依頼人がどこか『アリス』の登場人物に似ているのはご愛嬌。最後の短篇は安梨沙の秘密がミステリーになります。

  • はらぺこ さん

    探偵か便利屋か分からん依頼ばっかりやけど、自分はハードボイルドが苦手やから十分楽しめたし好きな作品でした。 助手の安梨沙は行動力が有り、気が利くし炊事洗濯も難無くこなす、頭脳明晰、容姿端麗、天真爛漫と申し分ない女性。是非とも嫁に欲しいです。

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人物・団体紹介

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加納朋子

1966年福岡県生まれ。文教大学女子短期大学部卒。92年『ななつのこ』で第三回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。95年「ガラスの麒麟」で第四十八回日本推理作家協会賞を、2008年『レインレイン・ボウ』で第一回京都水無月大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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