くじら日和 文春文庫

山本一力

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167670153
ISBN 10 : 4167670151
フォーマット
出版社
発行年月
2011年04月
日本
追加情報
:
16cm,263p

内容詳細

「一生もの」と言い訳しながら買った高級コーヒーメーカー、二十回以上劇場で見た映画『冒険者たち』、iPodに詰め込んだ落語に浪曲、クラシック…仕事に追われながらも、楽しみの探求は怠らない。腹の立つことの多い現代だが、見事な大人の判断で人を救い、幸せの輪を広げる人は多い。人気時代小説家の気風が光るエッセイ集。

目次 : 同権なれど同質ならず/ がんばれ/ あなたの干支は?/ そう言われても/ 立法の精神は/ ソース焼きそば/ 孫と祖母/ アジサイ/ 今日は火曜日/ 分かちあえれば〔ほか〕

【著者紹介】
山本一力 : 1948年、高知県生まれ。都立世田谷工業高等学校電子科卒業。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空会社関連の商社勤務などを経て、97年「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で第126回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 桑畑みの吉 さん

    人気歴史小説作家の山本一力氏(1948年‐)のエッセイ集。週刊誌に2005年5月から15カ月連載されたものなので、氏が57歳の頃の作品である。16歳年下の妻や2人の息子との微笑ましいやり取り、親戚・友人との付き合い、少年時代の思い出、旅や食べ物の話題を筆頭に豊富な内容でさくっと読めた。映画『冒険者たち』(1968年)に関する話があったが、読み終わってすぐアラン・ドロン氏(1935‐2024年)の訃報が届いた。合掌。

  • jokojoko さん

    「美しき文語体」ゴンドラの唄、いのち短し・・・「たしかに高いが」足るを知る。身の丈をわきまえる。ひとを羨まない。「人生ええもんや」また転んだ。また失敗した。そこから人生がはじまります。生きるのが嫌になった時、読む本があります。一緒に探しましょう。「蒲焼の教え」男女同権なれど同質にあらず。「旅行けば」ここは土佐じゃねえからよ。おめえさんも、ぼちぼち、東京の湯のへえり方を覚えたほうがいいぜ。

  • まるっちょ さん

    斜め読み。著者の日常は波乱万丈だ。

  • Koji さん

    軽い話しでもないのに軽く読める、こんな感じが良いのかなとおもいます。

  • あっきい さん

    2006-2007年週刊文春掲載の短編エッセイ集。簡潔にして美しい。著者の人柄も滲み出ていて、昭和のよき時代感も心地良い。カミさんや子供たちがまたいい味を出してます。

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人物・団体紹介

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山本一力

1948(昭和23)年高知県生れ。東京都立世田谷工業高校電子科卒業後、様々な職を経て、’97(平成9)年『蒼龍』でオール讀物新人賞を受賞してデビユー。2002年、『あかね空』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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