東京江戸歩き 文春文庫

山本一力

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167670122
ISBN 10 : 4167670127
フォーマット
出版社
発行年月
2010年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,174p

内容詳細

高知から上京した四十余年前。東京オリンピック開幕に向け日ごとに表情を変える東京のすべてに驚き、憧れたあの頃―都立工業高校時代に日比谷スカラ座で見た「赤ひげ」、新聞配達の休日に歩き回った銀座、力道山の面影を求めて行った千駄ヶ谷体育館。山本一力の追憶の光景が、東京の街と響きあう、郷愁のフォトエッセイ。

目次 : 深川―お手を拝借…家内安全、商売繁盛/ 千駄木―あの欅には白薩摩が似合う/ 湯島―新旧が同居した町だった/ 神田―鮨食いねえの店はどこですか/ 浅草―かつて今戸には味わい深い銭湯があった/ 神楽坂―武家より女性が似合う町/ 日本橋―お江戸日本橋七ツ立ち/ 小石川―黒澤明の『赤ひげ』を観てきた/ 駒込―ドジなおのれにため息をついた/ 隅田川―振り返れば勝鬨橋 目の前には佃島〔ほか〕

【著者紹介】
山本一力 : 1948年、高知県生まれ。都立世田谷工業高等学校電子科卒業。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空会社関連の商社勤務などを経て、97年「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で第126回直木賞を受賞

金澤篤宏 : 1959年、愛知県生まれ。十九歳から海外・国内を旅しつつ、写真を撮り始める。現在、多くの雑誌、広告等を舞台に美の瞬間を提示し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • saga さん

    著者が高知から上京して東京暮らしを始めた頃の話題が中心のエッセイ。全体的に江戸を彷彿とさせるような描写はなく、『ALWAYS 三丁目の夕日』に出てくるような古き良き昭和の情景が目に浮かぶ。住み込みで新聞配達をしながら高校に通い、高卒後は就職、転職を経験する中で歩いた東京の風景だ。勝鬨橋が開くのは最早CGでしか見られず(プレボスCM)、江戸は言うに及ばず昭和の街も変わっていってしまうのだ。

  • シュラフ さん

    山本一力の本を読むときは居住まいを正して気合いを入れなければならない。寝そべりながら読んでいたら怒鳴られそうである。この本も東京の街に関するエッセイなのだが、「いまの世の中、ぬるいことだらけだ・・・」と出だしから一発かまされる。この人の団塊世代特有のアクの強さには正直のところ辟易とするところも多いのだが、土佐人らしい真っ直ぐな生きざまには学ぶべきが多いのもたしかである。そんな山本一力が青春の思い出と絡めて東京の街について語る一冊。一生懸命に生きてきたから思い出がある。ふと自分はどうだろうかと考えてしまう。

  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B。著者は時代小説作家で、2002年に『あかね空』で直木賞を受賞しているそうだが、私は未読。著者は高知県出身で、1962年に中卒で上京し、新聞販売店で住み込みの就職を始めた。(まるで『ALWAYS 三丁目の夕日』の世界のようだ) 新聞店は渋谷区富ヶ谷にあり(今は安倍総理の自宅もある高級住宅地)、そこから電車や配達用の自転車に乗ってオリンピック前の東京を見て歩いた様子が綴られている。小学生の頃、高知のラジオで聞いた浪曲を頼りに神田に出かけ、鮨屋を探す話がほのぼのとして心に残った。

  • riko さん

    ★★★★☆

  • つちのこ さん

    高知から東京に出て、新聞配達をしながらの生活については多くの作品に書いているが、著者のエッセイはいずれも面白いのでつい手に取ってしまう。(2009.11記)

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山本一力

1948年高知県高知市生まれ。東京都立世田谷工業高校卒。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空会社関連の商社勤務等を経て、97年「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で第126回直木賞を受賞。12年、第1回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞。15年、第50回長谷川

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