ロックンロール・ウイドー 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167661830
ISBN 10 : 4167661837
フォーマット
出版社
発行年月
2004年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,522p

内容詳細

米ミステリ界最上のユーモアとと最強の怪人物造型を誇るベストセラー作家、それがカール・ハイアセンだ。本書がその最新作。大物ロック歌手の変死事件を追い、死亡記事担当に左遷中の敏腕記者ジャックは深まる謎をかき回し、ついでにメディア王の奸計に挑む!気分が冴えない日に最適、石田衣良氏も愛する巨匠の妙技を堪能あれ。

【著者紹介】
カール ハイアセン : アメリカ、フロリダ州生まれ。フロリダ大学卒。マイアミ・ヘラルド社に新聞記者として勤務、フロリダの犯罪や汚職を報道。1986年、「殺意のシーズン」で作家デビュー。以来、創意にあふれる犯罪者造型と痛快で陽気な語り口でベストセラー作家となる

田村義進 : 1950(昭和25)年、大阪市生まれ。金沢大学法文学部中退。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 🅼🆈½ ユニス™ さん

    世の中のすべての水が天才作家「カール・ハイアセン」の渇きを解消する事はないだろう。溢れるユーモアと組み立てられる展開に舌を巻く。この作品はいつまで記憶に残るかは知らないけど、一生忘れることもないだろう。忙しすぎる最近の私にオアシスのような一冊だった。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    原題はBasket Case(ノイローゼの変人というスラング)。死亡欄担当に左遷された新聞記者がロックミュージシャンの死の真相に迫るという話ですが、怪人物造形に定評がある作家だけに登場人物は変人揃い。かなりスラップスティック。46歳の主人公は死亡欄記者になって以来死に怯え、デートの時も「何歳の時に誰が死んだ」という話題から離れられず女性に愛想を尽かされてばかり。勤めている新聞社が買収され立場が危うくなった娘ほど年が離れた女性上司と共に真相究明に挑みます。石田衣良氏が「最もスマートな作家」と絶賛しています。

  • こみっく さん

    面白かった。いろんなアーティストの名前が出てきて楽しかったけどいいのかな。ジミー・ストマは脳内でなぜかロッド・スチュワートに。「難破した心」聴いてみたかった。

  • 西村章 さん

    つるつる読める作風の底に批判精神を隠し味としてしっかりと混ぜ込みながら、あえてそれを前面に押し出さないスマートな含羞。この軽みこそが、ハイアセンの最大の魅力なのだなあ。良質の娯楽映画を観たあとのような読後感である。

  • 036 さん

    ロックンロール・ウイドーとは邦題だったのですね、途中まで気づかなかった。散りばめられた音楽ネタに笑えるかどうかが楽しく読めるカギになりそう。それにしてもこの主人公は応援するしかないなぁ。頑張れ46歳!

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