死者を侮るなかれ 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167661489
ISBN 10 : 4167661489
フォーマット
出版社
発行年月
2003年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,604p

内容詳細

汚れた世界を生き延びるため、醜悪な犯罪を隠蔽するため、母娘はその男を殺した。そのはずだった。だが男は生還、やがて自分を殺した陰謀に迫りはじめた。それぞれの再生をかけ、戦いに赴く汚れた男たち、女たち。復讐と絶望。銃撃と憎悪。人間の愚かさと気高さ―名作『神は銃弾』の“暴力の詩人”が放つ崇高なる暴力小説。

【著者紹介】
ボストン・テラン : アメリカ、サウス・ブロンクスに生まれ、合法非合法のさまざまな職を経た後、長篇「神は銃弾」を発表。同書は2002年版「このミステリーがすごい!」でベスト1に選ばれた他、日本冒険小説協会大賞、イギリス推理作家協会新人賞を受賞した

田口俊樹 : 1950(昭和25)年、奈良市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぽてち さん

    テランの2作目。『音もなく少女は』以降の作品はハズレがなかったが、デビュー作の『神は銃弾』も本書も、ハズレではないが好みではなかった。理由は単純で“暴力的すぎる”から。昔はこの手の話が大好きだったのだが……。誤解のないように書いておくが、好みではないがおもしろかった。ジャンキーな母親に支配される娘、罠にはめられ死にかけた男、広場恐怖症のジャーナリストなど、魅力的なキャラクターたちが活躍(?)する。

  • ケイ さん

    最後の最後、二人は逃げ切ったんですよね。最後の数十ページは二つの話が同時に進んで、二つのシーンが切り替わるさ様が映画のように浮かんできました。それにしても、あそこまでしないと、恨みの落とし前はつけられないものでしょうか。

  • あおさわ さん

    不当に罪をなすりつけられ、殺されかけた刑事の復讐譚。ディーの生きざま、ディーの支配から逃れようとするシェイのあがきが息苦しくも、目を離させない。 ヴィクを殺し損ねた母娘、ごまかしそこねたバージェスやイングラントたち、ディーの言葉でしたが本当に「死者を侮るなかれ」です。ラストの死闘は激しいの一言。

  • vertigo さん

    「神は銃弾」より一層の散文詩調、簡単な構図を複雑化させるキャラクター造形。ものすごく読みづらかったんで単純に面白いとはいえない、のだけど最後の「死闘」がすごいことになってたのと女性描写のフェアさに痺れたので到底嫌いになれそうもない。地点も視点も自在に動き回るので混乱しながらも、凄まじい迫力に持っていかれる。そこからの情念が一気に浄化されていく美しいエピローグの流れが白眉。“過去は変化し続ける”は名ライン。

  • chobi さん

    ぽちぽちと読み進めて読了。ぽちぽちゆっくり読み進めたために、話の輪郭が前の方から、ぽやぽやになり、なにが起きていたかをぼんやりしとしか思い出せないという読書になっちまいましたが、カッコいいセリフを一つ。 「過去はおれたちのまわりで常に変化してる。そんな過去に自分を所有させちゃいけないよ。」一度殺された…と思われた男が生還して、復讐に燃える…はずだったのに、その男がこのセリフを言うという物語。

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