淳之介さんのこと 文春文庫

宮城まり子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167656621
ISBN 10 : 4167656620
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,396p

内容詳細

作家・吉行淳之介を37年間ずっと傍らでみつめてきた著者が綴る作家の実像と愛の生活の一部始終。

目次 : ファニーフェイス/ 映画/ 待ち合わせ/ 絵のこと/ 古本屋/ 淳之介さんの仕事/ メキシコ、そしてニューヨークからパリへ/ 淳之介さんの手紙/ まり子の手紙/ 弟〔ほか〕

【著者紹介】
宮城まり子 : 昭和2(1927)年、東京都生まれ。歌手、女優、映画監督。昭和30年、「ガード下の靴みがき」が大ヒット。紅白歌合戦出場8回。ミュージカル、テレビ、映画に活躍。昭和43年、私財を投じて静岡県に肢体不自由児のための養護施設「ねむの木学園」を設立。昭和49年、映画「ねむの木の詩」を製作・監督。昭和63年、ヘレン・ケラー教育賞、平成4年、第1回ペスタロッチー教育賞、翌5年、第9回東京都文化賞受賞。その他長年の教育活動に対する賞を多数受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ばんだねいっぺい さん

     宮城まり子さんによる本人印の吉行淳之介さんの追想。時と共に移り行く関係性が見事に表現されている。あとがきの一文が感に堪えない。

  • カタコッタ さん

    才能豊かな女優であり歌手。表現者としてのレベルが高い。吉行淳之介を心から愛していた事が感じられる。全体の感じが私のイメージする宮城まり子さんそのもの、ふわりとしながらも鋭い感覚を貫いている。私だけのとっておきの吉行淳之介、これを書いておきたかったのだろう。淳之介さんをめぐる女たちの著書をこれから読むつもりでいる。回答などない関係、いろいろな生き方があっても良い。ただ愛するという事を私は知りたいのだ。

  • 駄目男 さん

    二人の関係は37年の長きに渡って続けられ、本文は拙い文章ながら、まるで女学生のように一途に思う宮城の回想が縷々綴られている。思い出すまま脈絡もなく、とにかく目次が多い。そして良きパートナーとしてその最期を看取った。 吉行は文士の中ではかなりモテた人として知られているが言うまでもなく宮城まり子は吉行の妻ではない。しかし、これほど男冥利に尽きる作家も珍しい。何人かの女性が吉行の死後、本を出しているが、そちらの方も読みたくなった。宮城まり子をして不倫に走らせる、それほど吉行は魅力的な男だったということか。

  • c_a_m さん

    仕事でご本人にお会いする機会があり、手に取った本だった。わたしのなかでは吉行淳之介の事実上の伴侶で愛人、というイメージしかなかったのだが改めて読んでぞっとした。この本は吉行さんが亡くなったあとに書かれているが、彼女にとって吉行さんは今でも最愛の人であり、自分が一番だったという意志が伝わってくる。女性関係が華やかだった彼には本妻と、別の何人かの愛人も本を出しているがなんとも業が深い。。女だったなあ。

  • うらん さん

    色々な思惑もあったかもしれない。誇示したかった部分、牽制したかったこともあったかもしれない。他にも女性がいたから。でも、必要なのはどれだけ愛したかってこと、それに対して淳ちゃんから愛を受け取っていたことが重要ってことだと思う。たとえそれが淳ちゃんは100%じゃなかったとしても、受けてが100%と思えばそれが真実なんだと思う。 私が女性だからかな? すっと心に沁み入りました。

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