受難 文春文庫

姫野カオルコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167656287
ISBN 10 : 4167656280
フォーマット
出版社
発行年月
2002年03月
日本
追加情報
:
16cm,260p

内容詳細

修道院で育った汚れなき乙女フランチェス子のオ×××に人面瘡がデキた!「お前はダメ女だ」と朝な夕なに罵倒する人面瘡を、けなげにも“古賀さん”と呼んで共同生活をするフランチェス子の運命やいかに?極北の笑いと奇想天外な物語の裏に、現代人のジェンダーを見つめる醒めた視線が光る、著者の代表作。

【著者紹介】
姫野カオルコ : 1958年生まれ。青山学院大学文学部卒業。1990年『ひと呼んでミツコ』で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1 さん

    「打ちのめされるようなすごい本(米原万里)」から本書へ。抱腹絶倒の凄い本デス!設定からして前代未聞且つ衝撃(笑劇)的。しかし随所にハッとさせられます。解説で米原万里さんが本書の魅力をなんと12項目に渡って具体的に記載されていますが、いちいち頷いてしまいました。本書は良書かもしれません。

  • ehirano1 さん

    「“つきあう”というのは、すべての会話を、「あ、なんかちょっといいみたい」「なんかすごくきらいみたいな」「なんだかよくないっていうか」「うーん、わかんないけどわかるような気がする」くらいですませることである。相手の人格の深い部分にまで入り込もうとしないこと、入り込まれるほどの人格を所有しないこと、これが「つきあう」だ(p147〜148)」。なるほどね。後半の人格云々の部分は、社会における“つき合い”にも同じことが言えるのではないかと思いました。

  • ehirano1 さん

    「人間は努力して泣かないようにしなくてはいけない。人生を気持ちよくやっていくように努力しなくちゃいけない。でも、女だって男だって泣きたいときはあるわ。そいうときは泣いてもいい(p245)」。素直に生きろってことですよね。松下幸之助の「素直」が思い出されました。

  • ehirano1 さん

    “遊女の羽飾り”と映画『恋におちて』をリンクさせての考察(「悩んでるんじゃないの。悩みを見せびらかしているの。(p127〜130)」)がとても興味深いモノでした。ここまで読み解けるのは流石だと思いました。勉強になります。

  • ehirano1 さん

    「そうしたら少しいいことがあるかもしれない。少しだけいいことがあれば、それでいいじゃないか(p57)」。沁みますね。ホント、少しだけで良いんです、少しだけ良いことがあればヒトは幸せになれますよ。

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人物・団体紹介

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姫野カオルコ

作家。姫野嘉兵衛の表記もあり(「嘉兵衛」の読みはカオルコ)。1958年滋賀県甲賀市生れ。『昭和の犬』で第150回直木賞を受賞。『彼女は頭が悪いから』で第32回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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