トレイシー・ウイルキンソン

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バチカン・エクソシスト 文春文庫

トレイシー・ウイルキンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167651671
ISBN 10 : 416765167X
フォーマット
出版社
発行年月
2010年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,271p

商品説明

法王は言った。「悪魔は実在する」
カトリックの総本山バチカンには法王公認のエクソシストたちがいる。LAタイムズの女性敏腕記者が深く分け入った「現代の悪魔祓い」

内容詳細

バチカンには法王公認のエクソシストがいて、いまもハリウッド映画さながらの“儀式”が行われている。約2千年にわたるカトリックの歴史のなかで、それはどのように位置づけられ、悪に取り憑かれた人々を救済してきたのか?LAタイムズの女性敏腕記者がスリリングに暴きだす「現代の悪魔祓い」の闇と真実。

目次 : 第1章 現代の悪魔祓い師たち/ 第2章 儀式は聖水とともにはじまる/ 第3章 歴史/ 第4章 横顔/ 第5章 悪魔に憑かれた三人の女性/ 第6章 悪魔崇拝者たち/ 第7章 教会内部の対立/ 第8章 懐疑主義者と精神科医

【著者紹介】
トレイシー・ウイルキンソン : ロサンゼルス・タイムズのメキシコ支局長。90年代のボスニア戦争報道で権威あるジャーナリズムの賞、ジョージ・ポーク賞を受賞

矢口誠 : 1962年生まれ。慶應義塾大学卒業。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 青蓮 さん

    タイトルに惹かれて手に取りました。バチカンには法王公認のエクソシストがいて、今もハリウッド映画さながらの「儀式」が行わている。約2000年にわたるカトリックの歴史の中で、それはどのように位置づけられ、悪に取り憑かれた人々を救済してきたのか?を繙く。会派によってエクソシストに対する意識はそれぞれ異なるものの、今現在も悪魔祓いの需要が増えている事実は無視できない。そして「悪魔憑き」の殆どが何らかの「精神疾患」であることも見逃せない部分であろう。科学の発展と共に神への信仰が薄れていく中で悪魔の存在を肯定する事は

  • 読書ニスタ さん

    カトリック教会は、悪魔や悪霊の存在を認め、悪魔払いを実施している。なんて非科学的なんだと一蹴するのは簡単。仮に世界中の人があなたに助けを求め、明日、隕石が地球に激突して人類が滅びます、どうすればいいですかと聞かれたら、どう答えますか? 私なら、お祓いしましょうと、言うしかないと思う。それは教会に持ち込まれた難問の数々に、なんとかしてあげたいと思う神父の思いが、形になった善意かもしれない。ビックデータやAIで、教会に待ち込まれる悩み事に解を与えた時、人類はどうなるのだろう。積極投資しているのは中国かも。

  • GaGa さん

    エクソシストを大学で育成しているというのは初耳だった。さらに悪魔祓いの際は医者ともタッグを組むとのことにも感心した。第八章であるように、双方が認め合うことが重要。確かに科学では十分に説明できないことも世の中には多くある。特に人の心の奥底までは科学でもいまだに立ち入ることはできてはいない。エクソシストの需要はまだまだあるのだと感じた。

  • ラウリスタ〜 さん

    これ怪しそうな本に見えるでしょ、実は結構真面目で重要な本。カトリックはエクソシストを正式に認めている。聖書にキリストが悪魔祓いをした、弟子達もその力を与えられたって書いてあるから、この時代においても、悪魔祓いを否定することは出来ない。知的に、科学的にのみ信仰を捉えることをよしとしない一方で、エクソシストの暴走をバチカンはまた恐れる。精神科医の見解も、イタリアらしく、大きく分かれる。概していえるのは、「本物の」悪魔憑きは非常に少ないと、エクソシストも認めていること。精神病との分別が課題とのこと。

  • SAT(M) さん

    イタリア人の中には、いまだ悪魔憑きを信じている人も多く、エクソシストの需要があるようで。そんなイタリアの悪魔祓いを追ったノンフィクション。最初はキリスト教の教義の話から始まり、最終的には心理学の見地から、「一種の精神病に対するセラピーとして悪魔祓いは有効だ」という意見と、「むしろ精神病を悪化させるのではないか」という意見との議論に落とし込んでいるあたり、アメリカのジャーナリストの視点から、迷信深い(らしいです…)イタリアを描いた作品という感じがします。文春文庫の小豆色の背表紙、もう少し追いかけてみよう。

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