フロイト先生のウソ 文春文庫

R.デーゲン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167651305
ISBN 10 : 4167651300
フォーマット
出版社
発行年月
2003年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,366,24p

内容詳細

アダルトチルドレン、買い物依存症、燃え尽き症候群…心の不調を感じたら専門家のカウンセリングを受けるのが常識といわれる。しかし、その常識、ちょっと待っていただきたい。あなたは“心理学業界”の術中に陥ってはいないか。「心理療法にはおまじない以上の効き目はない」と喝破し、“業界”から目の敵にされた著者の問題の書。

目次 : 第1部 「影響力」のウソ(心理療法/ 教育 ほか)/ 第2部 「心」のウソ(無意識/ 自己認識 ほか)/ 第3部 「意識」のウソ(瞑想/ 催眠 ほか)/ 第4部 「脳」のウソ(一〇パーセント神話/ 右脳と左脳)

【著者紹介】
ロルフ・デーゲン : 1953年生まれ。科学ジャーナリスト。「ツァイト」紙や「フランクフルター・アルゲマイネ」紙、科学雑誌「ビルト・デア・ヴィッセンシャフト」などに寄稿。その活動に対し、ドイツ心理学会から科学出版賞を受賞

赤根洋子 : 1958年生まれ。早稲田大学大学院修士課程(独文学)修了。独語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    原書2000年発行のドイツ人科学ジャーナリストによる科学読み物。フロイト理論のみではなく、俗流心理学や人間の精神などの常識とされる事柄を覆す実証心理学研究や調査結果を例示していく。心理療法などへの批判があり、サイコセラピストの効果は、親友と相談するのと同じぐらいの効果しかないなどのような言い回しが面白く感じた。通説になっている、右脳左脳の違いや脳は10%しか使われないうんぬんや、子供の教育や境遇などの検証など話題は実に豊富。少し古いと思うが多数の類書を読むぐらいならこれを押さえておくと確実。良書。

  • ステビア さん

    かなり執拗な(笑)通俗心理学批判。痛快だがちょっと疲れた。

  • 中島直人 さん

    訳者も言う通り、マスメディアや教育については言い過ぎ?根拠弱い?と感じる部分もあったが、主旨には激しく共感した。論者の思いつきとしか思えない、いい加減な主張が薄弱な根拠、捏造された証拠で流布されてしまうことに空恐ろしさを感じた。心療内科的な治療の必要性は高まっていると感じており、業界の早急な健全化が期待される。

  • うたまる さん

    「心理学は最も重要な学問であり、同時に最もどうでもいい学問である」……心理学や脳科学の俗説について、実証的研究を踏まえ木端微塵に粉砕するノンフィクション。本書の性格上、セラピストへの数々のコメントは侮蔑・嘲笑・憎悪に溢れ気の毒なくらい。「自分がしようと思う前に脳が決定している」「主観的評価と客観的評価は一致しない」などは、驚きつつも納得。一方、「メディアには影響力は無い」「集団は公平な判断を下せない」などは、疑問が大。似非科学者もその批判者も、自分に都合の良いデータでのみ語る嫌いあり。でも面白かった。

  • void さん

    【★★★☆☆】原著'00年。実証研究の結果を引用しつつ、「通俗心理学」という「常識」をこき下ろす本。心理療法なんてプラセボ効果以上のものはない、幼児期のトラウマは一生つきまとうというのは神話、瞑想に特別な効果なし、多重人格(≠精神分裂病)はウソ、等々。この本が引用してる研究に対する専門家らの評価が聞きたいところ。「常識」を批判しようとするあまり誇張がすぎたり実証研究に入れ込みすぎているが、小見出しのおかげで内容は拾いやすいし歯切れよく読める。

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