ジェイムズ ブラッドリー / ロン パワーズ

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硫黄島の星条旗 文春文庫

ジェイムズ ブラッドリー / ロン パワーズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167651176
ISBN 10 : 4167651173
フォーマット
出版社
発行年月
2002年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,588p

内容詳細

摺鉢山に星条旗を掲げる海兵隊員―「世界で最も美しい戦争写真」にその名を刻んだ6人の兵士は、その後どんな運命をたどったか。そのひとり・著者の父は終生、輝かしき過去を語らなかった。太平洋戦争の帰趨を決定づけた硫黄島をめぐる日米の血みどろの死闘とそれを戦った男たちの知られざる人生を描いた迫真のドキュメント。

目次 : 神聖な土地/ アメリカ代表の若者たち/ アメリカの戦争/ 使命感の呼びかけ/ 槍の穂先の鍛練/ 艦隊/ Dデイ/ Dデイ・プラス・ワン/ Dデイ・プラス・ツー/ Dデイ・プラス・スリー/ 硫黄島の星条旗/ 神話/ 「火の消えた地獄のようだ」/ アンティゴー/ 帰国/ マイティ・セヴンス/ 名誉に関する戦い/ 映画と記念碑/ 戦闘犠牲者/ ありふれた美徳

【著者紹介】
ジェイムズ・ブラッドリー : 摺鉢山でアメリカ国旗を掲げた6人の兵士のひとり、ジョン・H・ブラッドリーの子息。ニューヨーク在住、1954年生まれ

島田三蔵 : 1938年、東京生まれ。東京教育大学文学部卒業。出版社勤務をへて、英米文学翻訳者になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Willie the Wildcat さん

    偶然の積み重ねから生み出されたプロバガンダ。翻弄される国民、帰還兵、そして家族。記念碑、国債ツアー、各種取材などによる偶像化。生還した3名の若者、三者三様のその後が示唆するそれぞれの痛みに、退役した甥が頭に浮かぶ。有事に招集?叔父としては、正直複雑な心境。近代戦争では考えられない肉弾戦の生々しさと、現代にも続くPTSDやFriendly fire。戦争の齎す現実を伝える関係者の言葉の重みを感じる。一方、戦史の件に若干”偏り”。但し、そこは本著の主旨とは異なるので致し方なしかな。

  • スー さん

    135硫黄島の戦いで星条旗を掲げた写真に写った6人のひとりジョンブラッドリーの息子が書いた写真に翻弄された若者達の生涯。まずは米軍側から見た硫黄島の戦いです、米軍は日本軍に食料弾薬が豊富で快適な地下陣地で生活していて米軍より恵まれ士気が高いと認識していた様ですが実際は水不足に悩まされ地熱が高く悪臭に苦しめられ兵は疲れはてていたと生存者は語っています。島での攻防は壮絶で多くの兵が倒れどれ程酷かったかは第5師団が島に行った時は輸送船22隻だったのに帰りは8隻だったという事で分かると思います。

  • harass さん

    映画原作。表紙の有名な写真である旗を立てる米海兵隊員たちのことを描くノンフィクション。著者はその内の一人の子供で、父は戦争の経験をほとんど語らなかったのだという。激戦地硫黄島の戦いで偶然に撮った写真が米国のシンボルになり彼らはヒーローになってしまった。戦時国債の客寄せとして彼らを使おうとする国や軍部と熱狂的に持て囃されるそれぞれの生き方を取材している。硫黄島の戦いの話は当然重要だが、その後のことと父と子の話がテーマだと感じた。日本人への偏見が強いかなと感じたが著者は現代日本に親しい人のようだ。

  • VC さん

    アメリカ側から見た硫黄島。一読の価値あり

  • 小豆龍 さん

    一人一人の生い立ちから硫黄島に迫っていく構成は胸に来る。まあ、戦争なんてお互い、正しいのは自分だ、と思って戦っているから記録の残し方も違ってくる。もしこの戦争を繰り返したくないと思うなら、どっちが正しいかという方向ではなく、どうしてこうなったのか、って事を正しく把握していく必要がある。「悪いことだった」と目をつむるのでは何も学べないなぁ、と思わされる。まあ、それを理解する過程でどうしても、どっちが正しいか、っていう観点も入ってきちゃうんですが……。自分の国を贔屓しちゃうしね。難しいですね。

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