敵対水域 ソ連原潜浮上せず 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167651039
ISBN 10 : 4167651033
フォーマット
出版社
発行年月
2000年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,475p

内容詳細

1986年、冷戦のつづくバミューダ沖でソ連海軍の原子力潜水艦K‐219が沈没した。次第に迫る海水、薄れゆく酸素、そしてチェルノブイリの比ではない放射能漏れの恐怖…アメリカ軍の最新鋭潜水艦に数々の妨害をされながらも、非情な敵国の深海で必死に艦を、仲間の命を救おうとした乗組員たちの、胸をうつ感動のドキュメント。

【著者紹介】
イーゴリ・クルジン : 1975年、レーニンスキー海軍潜水艦学校卒業。1986年までK−219の副長をつとめた後、原潜の艦長もつとめた

ピーター・ハクソーゼン : 1962年、アナポリス海軍兵学校卒業。元アメリカ海軍大佐。軍でソ連海軍情報アナリストをつとめた後、1990年に退役。現在はジャーナリストとして活躍中

R.アランホワイト : スリラーものを主に手がける作家。アメリカ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Willie the Wildcat さん

    国家、組織、そして個々人の狭間。いざという時に垣間見る「本質」。故にブリタノフ氏は、表舞台から退いたのだと推察。真実は1つであり、1995年2月ガジーヴォでの式典が全てを物語る。加えて、(冷戦後とは言え)米ソ両軍関係者の証言をここまで詳細に得ることができたのが、良い意味での驚き。一方、忘れてならないもう1つの本質である「核」。ロンドン条約の遵守の意味・意義って何だろう。人類の横暴さに、自然界も限界点に達するのではなかろうか・・・。様々な形で人間性を考えさせられる。

  • ゆずこまめ さん

    危機的状況で奮闘する艦員達に軍人魂を感じました。特に自分の地位や立場どころか、命まで犠牲にして部下達を守ろうとした艦長に感服。二つのウーラー・ブリタノフ!には泣かされた。

  • popup_snow さん

    連邦崩壊寸前のソ連軍の原潜がアメリカ近海で起こした重大事故。乗組員の救出を優先する艦長と体面ばかり重んじ、とんでもない指示を出すソ連軍司令部、原潜をあわよくば奪取しようとするアメリカ軍の三者それぞれの観点から元軍人たちが事実を丹念に拾い上げ、ミステリ作家が書き上げた、というドキュメント。冷戦下でこんな事が起きていたなんて恥ずかしながら始めて知った。事故後のそれぞれの運命もまたすごい。

  • 鐵太郎 さん

    ソ連のオンボロ潜水艦が事故を起こして沈んだ。この物語は、簡単に言うとこんな事件です。しかしその裏に、さまざまなドラマがあったのでした。この本は、それから11年経って冷戦も終わり、ある程度情報が公開されてから、アメリカの元軍人が中心になり、K-219に副長として乗り組んでいた旧ソ連海軍士官とアメリカの作家がトロイカを組んで書き上げた渾身のノンフィクションです。最後の、「ウーラー・ブリタノフ!」の連呼の場面が圧巻。

  • shiaruvy さん

    ★4.5 [2000.10.10 初版] 特級品のドキュメンタリーであった。 乗組員としての責任と人間としての尊厳について考えさせられた。 福島の原発事故思い出し,原子力潜水艦やら原子力戦艦やらがウヨウヨしていると思うと..やはり核は怖い。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品