地獄で仏

ナンシー関

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167622015
ISBN 10 : 4167622017
フォーマット
出版社
発行年月
1999年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
376p;15

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    民俗学者大月との対談批評本。面白くないはずがないと入手するが途中、読んでたのを忘れていたのに気がつくがやはり面白い。リリー・フランキーの対談本は緩すぎてナンシーの良さが出てなかった。大月の学者としての素養とナンシーの突っ込みのスパイラルは読んでいて安心感がある。連載されていたのは20年前で話題はさすがに懐かしい。裕木奈江とかJリーグとか細川首相とか。ナンシーが敬愛するビートたけしの事故についてはしおらしくなるのが微笑ましい。

  • 猫丸 さん

    ナンシー関と大月隆寛の対談。1996年刊行。政局をも含む時事に関する話題を振られて大月に対するナンシー。笑いより脱力方面に傾きがちなお題に一太刀浴びせて元の構えに戻れるナンシーの達人ぶりに比べ、悪ノリしてスタンスがどんどんブレていく大月の感覚の悪さが目立ってしまう。ナンシーは適当に合わせているが、あまりにも大きな錯誤には同調しない。一つはオウム事件。警察権の介入に超法規的色彩があったことに関し、事後であっても説明が必要とするナンシーに対し、大月は捜査の実効性等の次元に矮小化した論点しか見えない。

  • 白義 さん

    「心に一人のナンシーを」というフレーズの生みの親である大月隆寛とナンシー関の90年代時事対談。二人揃って軽佻浮薄な最近のテメーらが気に食わねえぞ、というのを隠さんともしない確信犯的なオヤジっぽさが最高で、徹底的に裸一貫のツッコミ意識だけで切りさばいていくナンシーを、屈折しつつもやはり知識人として振る舞う大月がその博学さでサポートしていて相性抜群。二人の微妙なスタンスの違いがはっきり見えるオウムに関する対談を象徴に、角川騒動に松田聖子に寺山修司まで硬軟合わせ大暴れ、時代に対しツッコミ続けた秀逸な放談の記録だ

  • うえ さん

    大月「角川書店って戦前からあるように思ってるけど、実は昭和20年創業でね。つまり純粋に戦後文化なんだよ。「岩波文化」に対抗できるものを作るってのがオヤジさんの志だったんだけど、それってつまりそれまでの活字の「エラい」を乗り越えたい、ってことだよな。そのオヤジさんが果たせなかった夢を、春樹は文庫と映画と音楽をミックスして、言わば「量」で「質」を圧倒する戦略で果たそうとした。で、実際圧倒したんだ。これはスゴいことだぜ。ただ、なのにどっかで既成の「エラい」の側からほめて欲しいって気持ちがずっとあったんだな。」

  • 還暦院erk さん

    図書館リサイクル本。昔、雑誌で連載されていたのを時々読んで楽しんでいた。まとめて読むのは初めて。ナンシーさん毒舌だ…ノストラダムスもビックリな社会予測かましてたりして、何か凄い。寺山修司や逸見アナウンサーを本書でしみじみ語っていたナンシーさんが、彼らより更に若くして亡くなってしまって久しいというのは、何か悲しい。いい具合に「枯れた」ナンシーおばばの毒舌対談、令和の同時代人として読みたかったなぁ(涙)。

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ナンシー関

消しゴム版画家、コラムニスト。1962年7月7日、青森県青森市で関ガラス店の長女として生まれる。高校卒業までを青森市ですごしたのち、上京。法政大学在学中、消しゴム版画がえのきどいちろう氏の目に留まり1984年、消しゴム版画家としてデビュー。雑誌『ホットドッグ・プレス』編集者だったいとうせいこう氏に「

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