TOKYOデシベル 文春文庫

辻仁成

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167612047
ISBN 10 : 4167612046
フォーマット
出版社
発行年月
2007年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
辻仁成 ,  
追加情報
:
16cm,308p

内容詳細

騒音測定の仕事をしている青年は恋人の心がつかめなくて、彼女の留守番電話のメッセージを盗聴している(「音の地図」)。幻聴に襲われるレコード会社の辣腕ディレクター、神の音を求める男(「グラスウールの城」)。心の奥底に響く真の音、音楽とは?都市の音に託された青年の孤独と愛を描ききった異色の傑作作品集。他に一篇収録。

【著者紹介】
辻仁成 : 1959年、東京生まれ。89年「ピアニシモ」ですばる文学賞、97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年「白仏」の仏語翻訳版「Le Bouddha blanc」で、仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人としては初めて受賞。文学以外の分野でも幅広く活動し、監督・脚本・音楽を手がけた映画「千年旅人」「ほとけ」「フィラメント」でも注目を集める。2003年より渡仏。現在は拠点をフランスに置き、創作活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケンイチミズバ さん

    タイトルだけでなんとなく惹かれた。トウキョウソナタは面白かったのに。トウキョウがそのまま個性を醸し出している。イバラキじゃだめだ。恋人のフミでは満たされないものをマリコに求めている彼。フミへの思いから盗聴までしてしまう彼は立派なストーカーだ。優柔不断さは優しさかもしれないが、直接問い質せずに卑怯な手段を選んではと思いつつこんな男も世の中にはいるのかもしれない。入信してしまった人を元に戻れと説得するのはなかなか難しいと思う。なによりその事実をつかんだのは勘違いによる盗聴からだし。つまらないストーリーだった。

  • まみか さん

    梵鐘っていうんだね。あの鐘の音。ふと、田舎にいた頃のことを思い出しました。

  • 南雲吾朗 さん

    荒田の二人の女性に対する気持ちが凄く良く解る。歳を取ってくると、もうそう言う事も無くなるのだが、好き過ぎて絶対に嫌われたくないので曖昧にするという感覚、良く解る。凄く疲れるんだよね、こういうのを続けると…。個人的には、マリコの様な自分の中のルールで生きて、そのルールに他人を巻き込まないという感じの方が楽で好きである。只、そういう人間は独占ができないが、その方が本当は個人個人にとって楽なのかもしれない。グラスウールの城の、「お金が絡むと、純粋な部分が失われてしまう」っと言っている鹿島のセリフが好きである。

  • xxxxx さん

    やはり音楽家、彼の描く「音」は、臨場感や音に対する愛が溢れている。レコードとCDの差に関するくだりは個人的に興味深かった。

  • Pikumin さん

    表現や内容はとても興味深かった。けど話の最初と最後で内容が変わってしまっている気がする。それぞれの話で何を目立たせたかったのかがわからなくて、残念だった。

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