韓非子 下 文春文庫

安能務

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167607036
ISBN 10 : 4167607034
フォーマット
出版社
発行年月
2000年06月
日本
追加情報
:
16cm,338p

内容詳細

「矛盾」「守株」など数多くのエピソードで人間性への鋭い洞察を示しつつ、そこでは常に新しい政治のあり方が問われていた。この世は「天命」という不変の脚本の下で繰り返されるドラマだとする伝統的な史観を、まっこうから打ち破り、歴史の「変化」を信じて、韓非子は法始主義による政治改革を秦の始皇帝に説いたのである。

目次 : 第4章 「難」―矛盾・顛倒・背理/ 第5章 「勢」―勢位・権勢・治勢/ 第6章 「蠧」―儒・侠・説・御・商/ 第7章 「法術」―二柄・定法・飭令/ 第8章 「治道」―顕学・解老・喩老/ 第9章 「支配体制」―難言・一統・秩序

(「BOOK」データベースより)

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 「あとがき」は一読の価有り。著者のくだ...

投稿日:2010/10/21 (木)

 「あとがき」は一読の価有り。著者のくだくだしい日本文が読点の濫用によって細切れ。これによって原著の対極の独自の著作に仕上がっている。

四郎右衛門 さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    後半は前半に比べてさらに韓非子の基本的な考え方などを中心として語られています。また面白いことに経済学的な考え方も持っていたということです。様々な言葉たとえば矛盾などという言葉も韓非子が言ったというのは初めて知りました。韓非子の生涯のエンターテイメント的な物語だと思っていたのですが別の観点から私の興味を引いた本でした。

  • Tomoichi さん

    管仲や孔子を批判し法治主義とは何かを説く前半は面白いが、老子の解説は知識がない私には少し退屈でした。(老子は私の今後の課題としよう)そして後の始皇帝に持論を説く韓非子は最高におもろい。著者の他の作品や韓非子についての本をもう少し読みたくなりました。

  • てんちゃん さん

    時の君主の才能に左右される事のない、安定的な治世を実現する術を、信賞必罰、形名参同、必問取舎をツールとする法治主義の実践に見出した韓非子。君主たりとて法に従うべしとの考えが、君主が法を支配すべしとの考えに拘る始皇帝と、最終的に相容れなかった訳だが、時代によって統治形態の変化を認める新故異備を唱えるのであれば、法治の変化は避けらず、それを誰がどの様に行べし、との考えなのだろうか。その辺を老子の説く道に見出した様だが、抽象的な感否めず深掘りが必要。

  • BIN さん

    下巻は上巻と違って事例からの心得的な展開ではなく、持論の法術について語っている。最初は孔子等の賢人と言われている人が言ったことに対して「それは違う」だろと或る人と称して論破しているところは結構面白い。ただ言葉尻を捕らえて論破しているところもあるので、そこはちょっと引く。老子に関する解説を語っていたのは知らなかった。また始皇帝との対決?し潔く自決しているところは若干創作しているものの面白く感じたので、姉妹編の始皇帝を読もうかと思う。

  • 不動 明 さん

    最初この著者の書き方に慣れるのに苦労したが慣れればあとは面白く読めた。しかし驚いたのは韓非子は老子を政治哲学の指針としていた事だ!そして始皇帝との出会い、最後は自決したと…。著者は潔さと一巣両雄並び立たずとしめた。読み終えて感じた事は信長とソクラテスにも通じるものを感じた事だ。自己の信念を貫き時代を駆け抜けた男…、韓非子

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