ぬくもり 文春文庫

藤田宜永

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167606046
ISBN 10 : 4167606046
フォーマット
出版社
発行年月
2002年05月
日本
追加情報
:
16cm,263p

内容詳細

なかなかシャッターを切らない男。ファインダー越しに彼女の胸が柔らかく隆起するのが見てとれた。男が一歩進み出ると女の頬から笑みが消える。互いの過去に拘泥しながらも、深い関係に落ちていく中年男女を描いた「命日の恋」、別れた恋人の娘との不思議な道行き「天からの贈り物」等、大人の恋を活写した五篇。

【著者紹介】
藤田宜永 : 昭和25(1950)年、福井県に生まれる。早稲田大学中退。48年、パリに渡り、エールフランスに勤務。55年に帰国後、エッセイを執筆。61年、「野望のラビリンス」で小説デビュー。平成7年、「鋼鉄の騎士」で第48回日本推理作家協会賞、同年、「巴里からの遺言」で日本冒険小説協会最優秀短篇賞を受賞。その後「樹下の想い」で恋愛小説に新境地を拓き、平成11年「求愛」で第6回島清恋愛文学賞を受賞、平成13年「愛の領分」で第125回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ふじさん さん

    いつもながらの職人気質を持った男たち等を主人公に、「秘密の恋」や「先行きの見えない恋」を巧みな筆さばきで描いた短編集。「風鈴の女」は、二人のガラス工芸作家とその妻との恋の結末の余韻が心憎い。「ぬくもり」は、プロ野球を引退した男の帰郷を描いた作品で、若かりし頃の青年と年上女性との切ない恋がいい。「命日の恋」は、互いの過去に拘泥しながらも、深い関係に落ちて行く男女の生き方に心惹かれる。「天から贈り物」は、別れた恋人の娘との出会いに戸惑う男の姿が微笑ましい。聞こえてくる音楽にも懐かしさがこみ上げてくる。

  • じいじ さん

    いっとき、夢中で読み漁った藤田氏の小説。読メに加入してから分かったことだが、直木賞作の『愛の領分』をはじめ、氏の小説はどうも女性読者には人気が薄いようだ。今作は5篇のオトナの恋愛である。妻に隠れて23歳も年下の女性との恋が…、悔やんでも遅いが、まったく予期しない愛娘を喪うことに【命日の恋】。私のイチ押しは【風鈴の女】。初老の「心友二人」の友情と心に秘めた恋を描いた話。5篇どれも、やるせない思いが残る短篇なのだが、いまの私には読み頃だったのか、心に残る作品でした。

  • MIKETOM さん

    これはいいなぁ。全五編。濃淡はあれど、苦い思い出を持ち、ちとトラウマになってたりする男たちの話。『命日の恋』娘を交通事故で失った父。その事故現場に花を手向ける謎の女性。まあ、その女とは藤田お得意の懇ろの関係になるのだが、終盤、驚愕の真相を告げられ…。まあ、普通に考えればハッピーエンドになるんだろう。その直前で話は終わる。娘はあの世でどう思ってるのかな。他の『天からの贈り物』の二編はややミステリーチックでその部分も楽しめた。しかし、藤田作品ってのはモテモテの男ばかり出てくる。何で俺には無縁なんだろうな(笑)

  • 有沢翔治@文芸同人誌配布中 さん

    硬質な文体での恋愛小説。あまり語らないことで独特の渋さがある。http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51502476.html

  • あつひめ さん

    運命のいたずら・・・???とも言いたくなるような出会いや別れ・・・。人には誰にも言わずに心にしまったままこの世を去りたい・・・って出来事はひとつやふたつ抱えているのかもしれない。もしもあの時・・・なんて言葉が心のどこかでうずく時はあまり幸せな時ではないのかも。でも明日になったら・・・そんな気持ちも薄まっているかもしれない・・・っていう気にさせてくれた作品。表題とおり温もりを感じた作品。

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人物・団体紹介

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藤田宜永

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、

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