ハプスブルクの宝剣 下 文春文庫

藤本ひとみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167604028
ISBN 10 : 4167604027
フォーマット
出版社
発行年月
1998年06月
日本
追加情報
:
16cm,471p

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    あれ程自分の出生を憎んでいたエドゥアルト。でも故郷を忘れる事は出来なかったのか…エンタメだと分かってても、報われない主人公につい力が入ってしまう。様々な戦い、外交等手に汗握るシーンが多く、また著者のマリア・テレジアの描き方も気になり「本当はどういう方だったのか!」も興味を持った。ユダヤを受け入れたエリヤーフーに未来がありますように!

  • 財布にジャック さん

    これでもかこれでもかと辛い状況に追い込まれてしまう主人公を、応援しながら一喜一憂してしまう為、疲労度は半端ないです。これだけクタクタにさせられたのだから、せめてスッキリと気持ちよいハッピーエンドを望んでいたのですが、微妙なラストにちょっと不満です。叉、マリア・テレジアの登場する小説は初読みなのですが、あまりに嫌な書かれ方なので、こんな女性だったのかと勘違いしてしまいそうです。それに比べて男性陣は揃いも揃って素敵過ぎて、エディが霞んでしまう程です。

  • 紅香@新刊購入まで積読消化あと4冊⭐︎ さん

    次々と襲ってくる苛酷な運命はオーストリア人になるための洗礼だと耐えてきたエリヤーフー。一冊の本が正しい方向へと導く。。歴史上に架空の人物を加えるだけでこんなにも華やぎ、惹き付けて止まない歴史になるなんてすごい!ハプスブルク家、マリア・テレジアの激動の時代。戦闘、交渉術、会話、友情、愛、尊厳、その全てに魅入られた。読後、13年間の思いが一挙に全身に降り注がれ、一瞬言葉を失う。圧巻!血、因縁。過去を紐解きながら、現代の国際問題の縮図、未来を見たような気がした。『やはり、この男だと。この男だ。この男しかいない』

  • 納豆 さん

    エドゥアルトをテレーゼが冷遇する度にハラハラしました。ひどいっす。(涙)最後のケーフェンヒラーとバチャー二の戦死は結構ショックだったなあ。宿敵フリードリヒもかっこいいし、魅力的な登場人物が多い。最後はハッピーエンドだったと解釈しています。エドゥアルトに生きる希望ができて良かった。

  • HoneyBear さん

    これまた凄い歴史絵巻であっという間に2巻を読了。フィクション性が強いが、時代の雰囲気をよく伝える。ユダヤ人迫害の背景・状況も詳しい。素晴らしい。

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人物・団体紹介

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藤本ひとみ

長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使をつとめ、現在AF(フランス観光開発機構)名誉委員

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