お吉写真帖 文春文庫

安部龍太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167597030
ISBN 10 : 4167597039
フォーマット
出版社
発行年月
2004年03月
日本
追加情報
:
16cm,305p

内容詳細

安政の大地震によって傷ついたロシアの軍艦ディアナ号の替わりに、洋式帆船を建造せよと韮山代官の江川坦庵より命ぜられた、伊豆・戸田村の船大工・虎吉の奮闘ぶりを描く「ヘダ号建造」や元絵師が写真技術を習得するまでを綴った表題作「お吉写真帖」など維新期、西洋技術と格闘する人々を活写した短篇集。

【著者紹介】
安部龍太郎 : 1955年福岡県生まれ。図書館司書を経て、1988年「師直の恋」(文春文庫『バサラ将軍』に収録)で作家デビューを果たす。週刊誌に連載した『血の日本史』で、歴史のかげに敗れ去った者たちの系譜を描き、注目を集めた。直木賞候補となった『彷徨える帝』をはじめ、史実に真向から挑む作風に寄せられる期待は大きい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • gonta19 さん

    長らくの積読本 2009/10/5〜10/6 帰りの電車内で安倍龍太郎著「お吉写真帖」を読了。 明治維新前後に西洋技術に悪戦苦闘した人々を主人公にした短編集。安政の大地震で破損したロシアの軍艦ディアナ号の代替戦を建造せよと命じられた船大工・寅吉の奮闘を描く「ヘダ号建造」、絵師を志したものの挫折し、写真に活路を見出した桜田久之助を描く「お吉写真帖」、緒方洪庵の開く適塾で医学に精進しながらも片思いの相手に心を焦がす長与専斎を描く「適塾青春記」、欧州留学が決まり希望に胸を膨らませる西周が幕府の旧体制派との軋轢

  • 鬼山とんぼ さん

    この著者にしては軽いタッチの短編集だが、非常に切れ味、読後感がよい仕上がりになった。上田寅吉は著者の「開陽丸北へ」や佐々木譲「武揚伝」にも登場する人物、最後の贋金作りの話は佐伯泰英の「鎌倉河岸捕物控・店仕舞い」の下敷きになっていると思う。

  • AR読書記録 さん

    なんだろう.一話一話の骨格となる話もしんみりよいのだが,ところどころの一場面だけにでも,ほろりとさせられることがよくあった.ものすごくうまい,とか,名作,とかいうかんじではないんだけど,心にすっとしみわたる佳作ってかんじ...? 偉そうな言い方をしてしまいますが.

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人物・団体紹介

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安部龍太郎

1955年福岡県生まれ。国立久留米高専機械工学科卒。図書館司書を経て90年『血の日本史』で衝撃的なデビュー。2005年『天馬、翔ける』で中山義秀文学賞、13年『等伯』で直木賞、16年歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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