われに千里の思いあり 中 快男児・前田光高 文春文庫

中村彰彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167567156
ISBN 10 : 4167567156
フォーマット
出版社
発行年月
2011年05月
日本
追加情報
:
16cm,486p

商品説明

将軍家の血筋をひく名家の藩主が辿った悲運の生涯
三代藩主と将軍家の姫君の間に待望の男子として生まれ聡明な四代光高に待っていた悲劇。前田家三代の華麗なる歴史絵巻の第二巻

内容詳細

三代藩主・利常と、将軍家の姫の間に生まれ、文武両道に優れた待望の男子・光高。ときの将軍、家光にも気に入られ、その養女を娶った若年の藩主には、思いもかけない悲劇が待ち受けていた―。三十年の短い生涯を駆け抜けた四代藩主光高の知られざる実像。前田家三代の繁栄を描く華麗なる歴史絵巻、いよいよ佳境となる中巻。

【著者紹介】
中村彰彦 : 1949年栃木県生まれ。東北大学文学部卒業後、出版社勤務を経て文筆活動に入る。87年、『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yamakujira さん

    副題は「快男児 前田光高」だけれど、大坂の陣から始まる中巻は幕府を慮る利常の苦労が続く。ようやく光高が成長して藩主を継いだと思ったら急逝、利常と綱紀に挟まれて影の薄い4代藩主はこんなにも英邁な好漢だったのか。隣り合う越後越前の親藩が改易されながら、幕府におもねって身代を全うした加賀藩は成功者なのだろう。その鬱憤を晴らすような領地での厳罰は、著者が説くように時代の常識だとしても、夜廻り組の件は孝心というより、家康と秀忠の関係を思わせるなぁ。 (下巻に続く)

  • BIN さん

    副題は4代目前田光高ですが、大半は3代目前田利常の続きです。豊臣恩顧の大名たちが2代目がダメだというのもありますが改易される中、120万石の大大名であるから幕府に警戒されまくる中、如何にお家を保つに汲々としていたかがよく描かれてます。4代目光高は家光にも愛される快男児でしたが、若くして死んでしまうとはな、残念。何より本巻ではついにお鏡さんが亡くなる。利常と仲の良い母子のような関係で微笑ましかった。最後は安らかに亡くなっていったのが救い。ほとんど知らないことなので面白かった。曹操の歩出夏門行は私も好きです。

  • うたまる さん

    大坂の陣の合戦、幕府との神経戦、家臣の内紛で難しい舵取りを迫られる加賀前田家。度重なる火の粉を英邁な君主の決断で振り払い続けたという解釈だが、実際はどうなんだろう。本当のところは、幕府に対して見苦しいまでの低姿勢で情けを乞うたのではないかな。そしてその反動として領内での憂さばらし的な誅殺の数々。前田家の公式文書を下敷きにすれば、自家を悪く書くはずないからね。とは言え、本書には当時の大名家の経営、風俗、祭事、交際など興を惹かれる要素も多々あり愉しめている。そして終盤に好事魔多しとなり、波乱を予感させ下巻へ。

  • アニータ さん

    利家、利常、綱紀はよく聞くけど、光高の藩主の時代が短く、どんな人だったのかとおもっていたので、面白かったです。せっかくの名君たる器なのに、短命に終わり、残念です。でも、それだからこそ次の藩主綱紀が育ったといえるのかもしれない。金沢に最近馴染みがあるので、知っている地名やら道路が出てきて興味深かった。

  • atsut101 さん

    快男児 前田光高というサブタイトルでしたが、殆ど利常の話でした。。。加賀前田家の外様大名家ゆえの苦労がとてもよくわかりました。また、江戸時代の医療はまだまだ科学的でなく、風邪でも死んでしまうということを改めて認識。いろんな角度で楽しめます。

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中村彰彦

1949年、栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋に勤務。1987年に『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。1991年より執筆活動に専念し、1993年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、1994年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還

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