知恵伊豆に聞け 文春文庫

中村彰彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167567118
ISBN 10 : 4167567113
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
追加情報
:
16cm,552p

内容詳細

徳川安泰の基礎を固めた家光の陰には、機知に富んだひとりの老中がいた。松平伊豆守信綱、通称「知恵伊豆」は、徳川家に持ち込まれた無理難題を次々に解決する。島原の乱の鎮圧を始め、由井正雪謀叛を未然に防ぎ、川越藩主として野火止用水を完成させるなど、機知と行動力をいかんなく発揮した男の「逆転の発想」。

【著者紹介】
中村彰彦 : 1949年栃木県生まれ。東北大学文学部卒業後、出版社勤務を経て文筆活動に入る。87年、『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タツ フカガワ さん

    三代将軍家光を幼少期から支えた松平伊豆守信綱は、困ったら“知恵伊豆”に訊けと言われたほどの傑物。その生涯を1話20ページほどの連作(全24話)で構成した本書は、どんな難題も奇抜な発想で解決した知恵伊豆の機知に富んだ逸話が主役。有名なところでは島原の乱や由比正雪の慶安事件があるけれど、「信綱は名判官」「留袖を着た女」などは“大岡裁き”を彷彿させる知恵伊豆裁きで面白かった。

  • 只三郎 さん

    争いがなくなり、太平の世になりつつある江戸時代初期に活躍した松平伊豆守信綱が主人公である本作。知恵伊豆と呼ばれるだけあり、難関事を様々なアイデアで解決する様には感心してしまった。そのアイデアを出すスピードは、とても真似が出来ない。彼のような同僚または上司が自分の職場にいてくれると、どんなに良いことか。

  • RED FOX さん

    徳川初期に仕えた松平伊豆守信綱の、知恵出しまくりの一生。戦国の後のゴタゴタ解消、彼はじめいい人材がいたものです。アイディア力は凄いの一言。でも彼の人となりが一番好き。

  • nyaboko さん

    徳川家光を支えた忠臣「松平伊豆守信綱」の逸話を集めた伝記風小説。しかもいいところしか書いてないので、まるで神か仏のごとく善人に描かれてるwww 個人的にはこの人物を主人公とした「小説」を期待したのだが、おもいっきりハズした。ただわかりやすく初心者向けに書かれてあるので、この人物を軽く知りたいというならオススメ。

  • こまったまこ さん

    江戸幕府初期に活躍した老中松平伊豆守信綱の生涯を描いた作品。”知恵伊豆”と呼ばれるだけあって幼少の頃からかなり秀でたところがあり、その才覚と柔軟な思考と誠実な人柄でどんどん出世し幕府の中枢を担うまでになります。家光の小姓をしていた時から何か問題が起きると信綱の出番になり、彼が鮮やかに解決に導く様が全体を通して描かれています。この頃の主だった出来事に信綱が大体携わっています。島原の乱や由比正雪の乱、玉川上水など。この時期の幕府は有能な幕臣が多く政治的に最も機能していたようです。読み応えがあり良い作品です。

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人物・団体紹介

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中村彰彦

1949年、栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋に勤務。1987年に『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。1991年より執筆活動に専念し、1993年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、1994年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還

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