いま、女として 下 金賢姫全告白

金賢姫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167565022
ISBN 10 : 4167565021
フォーマット
出版社
発行年月
1994年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
372p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • Willie the Wildcat さん

    質素倹約。子供の遊びも、ゴム跳びにメンコ。違いは、(イデオロギーというより)思想教育。批判活動に産業支援活動。一方、喜怒哀楽といった感情に見る人の本質。恐怖政治や思想教育も、人の心までは支配できないことを如実に表す。イデオロギー云々以前に、皆1人の人間であることを改めて感じる。とても当たり前の話だが、それでもどこかホッとした。死生観の変化も印象的。生死の意味を問う。(組織による)罪を憎んで人を憎まず・・・。宗教への傾倒も様々な意味が含まれる気がする。

  • もも さん

    読了

  • ふじこ さん

    下巻は金賢姫が党の工作員となり大韓航空を爆破、その後の生涯が描かれている。招待所で李恩恵という日本人化教育の教師と出会うのだが、この李恩恵が日本から拉致された田口八重子さんだと言われているのは周知の事実。 北朝鮮の発表で田口氏は自動車事故後、遺体が洪水で流されたと適当すぎる言い訳で彼女の死亡を伝えているが、こんな陳腐な言い訳が日本には通用すると思っての言動だと思うと腹が立つ。 著者は特赦により生きながらえたがそれも対北政策の一部として使われたのだろう。生涯、南北の政治に利用され気の毒に思える面もある。

  • yuuuming さん

    下巻は北朝鮮での26歳までの生活について。上巻も面白かったけど、下巻の方がさらに興味深い。資本主義国へ工作員として同化のための勉強をしに行ったあと、平壌での生活になじめず苦しむ姿とか…やっぱり北朝鮮での生活はいろいろなところが不自然なんだよな。この人の家族が、その後、北朝鮮でどう扱われたか、誰もわからないのだけど、想像するだに恐ろしいことだけはわかる。

  • tbtmtk さん

    テロ事件に至るまでの彼女の半生が克明に記されている。読み終えてみて、この人は被害者でもあるのだ、と考えが変わった。 ここに読むかぎり、非常に真面目で頑張り屋で健気な女性であり、生まれた場所が悪かっただけなのだと思い、人の運命って一体なんだろうなあ…と感じいってしまった。 近くて遠い隣国の実態を知るのに、本当に良い内容だった。 著者と同じ思いだが、1日も早く独裁体制が崩壊して、戦争が集結して(南北朝鮮戦争は停戦しているだけ)、人々が人として最低限の幸せを追求できるようになる事を隣人として願っている。

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