いま、女として 上 金賢姫全告白

金賢姫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167565015
ISBN 10 : 4167565013
フォーマット
出版社
発行年月
1994年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
377p;16

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読書メーターレビュー

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  • たか さん

    あらゆる悲劇が詰まった悲しい本である。 1987年に起きた大韓航空機爆破事件の犯人、北朝鮮元工作員・金賢姫が、事件の全貌や自身の半生を赤裸々に語ったドキュメント作品、上下巻。 彼女が犯した罪は恐ろしいものだ。だが、北朝鮮での徹底した洗脳教育の中では、誰も彼女を責めることはできない。 彼女の人生は悲劇のひとつであり、今なお体制に苦しんでいる人が多い。 多数の人々が命を落とし、真実に霞がかけられる。すべては北朝鮮の独裁体制がもたらしたものだ。 涙なしには読めない本。B評価

  • Willie the Wildcat さん

    運命であり宿命。一生背負うことになった自身の家族、被害者・被害者家族の傷。”工作”までの入念な計画と準備の過程に垣間見る洗脳。思想教育と恐怖政策。バーレーンでの拘留から始まる不安定な精神状態、及び異文化での心情描写が印象深い。洗脳が1つ1つ消えていく中で生まれる人との繋がりが唯一の救いかもしれない。

  • もも さん

    読了

  • yuuuming さん

    今思い返すと日本行きの大韓航空内で読むという空気の読めなさぶり。彼女が工作員としての罪を認めた後が面白かった。北朝鮮ってほんとなぞに包まれてほとんど情報はいってこないし・・・。南朝鮮への考え方とか、独特の言葉つかいとか、あぁ彼女から見ると先進国はこう見えるのか・・・と。下巻は出張帰りに読もう。

  • ふじこ さん

    大韓航空爆破事件で有名な金賢姫の事件の全貌の記録。上巻。 チュチェ思想に洗脳され資本主義を絶対悪とする統制された国で祖国統一、南朝鮮解放という名目でただ従順に金正日の命令により実行に至った。 服毒しても生き延び、恩赦で死刑を免れた事には意味があるのだろう。 この女性が2017年、産経新聞のインタビューで、 「米国と交渉し、平和協定を結んで在韓米軍を撤退させた後、韓国を(社会主義体制下に)赤化統一することが最終目的だ」と語っている。 今、左派政権の韓国を巻き込みまさにその段階になりつつある。下へ続く。

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