草すべり その他の短篇 文春文庫

南木佳士

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167545185
ISBN 10 : 4167545187
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
追加情報
:
16cm,251p

内容詳細

高校の同級生だった女性から手紙が届き、四十年ぶりに再会して登った浅間山での一日。青春の輝きに満ちていた彼女だったが…。人生の復路に始めた山歩きだからこそ知るかけがえのないものとは。過ぎゆく時のいとおしさが稜線を渡る風とともに身の内を吹きぬける山歩き短篇集。各賞で絶賛された珠玉の四篇収録。

【著者紹介】
南木佳士 : 1951年、群馬県に生れる。現在、長野県佐久市に住み、総合病院に内科医として勤めつつ、地道な創作活動を続けている。81年、難民医療日本チームに加わり、タイ・カンボジア国境に赴く。同地で「破水」の第53回文學界新人賞受賞を知る。89年、「ダイヤモンドダスト」で第100回芥川賞受賞。「草すべり その他の短篇」で、2008年、第36回泉鏡花文学賞を、翌09年、第59回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    いずれもしっとりとした味わいの、しかも思索的な4つの短篇を収録。物語の語り手(作者とほぼ等身大だと思われるが、あくまでも仮構)は、かつて経験した強度の鬱からは解放され、職場に復帰するのだが、その時には自己を取り巻く世界も、そして自分自身もまた以前と同じではなかった。知り合いの多くが鬼籍に入り、自分も50代の半ばを迎えていたのである。山に向かうことで一歩一歩踏みしめるように生を体感し、そこで出会った人たちとひと時の交わりを持つのだが、語り手は(そして人間は)本質的には孤独に生きるしかないことを知るのである。

  • goro@the_booby さん

    この山の景色に立たせたかった人を想い紡がれた「草すべり」が切ない。好きだった同級生は今どうしてるでしょうか。元気でいてくれれば良いなと思わずにはいられない。山をめぐる4つの短編集。人生の下山に山への登山は体と心にには良いのかもしれない。「穂高山」で出逢う国語教師の達観とおろおろ降りる「私」がお気に入り。しかし文章のどこにも「私」の記述はないので「自分」なのかもね。

  • ベイマックス さん

    かなり久しぶりの南木佳士作品。以前は面白く、何冊か続けて読んだけど、今作は、いまいちだった。エッセー風なのと、登山が話の中心で、興味のない対象だからかも。

  • piro さん

    タイトルから草の斜面を滑って遊ぶイメージを持っていましたが、草すべりとは浅間山の登山道にある急斜面のことでした(笑)。40年振りに再会したかつての同級生・沙絵ちゃんと浅間山を登る表題作。初老に差し掛かった主人公の、かつての仄かな恋心と今のときめきともつかない微かな思いが、実にリアルに綴られます。「その他」と適当に括られた短篇も、想像以上に心のひだに入り込んでくる。静かな感動を得られる一冊でした。これまで読んだ南木さんの作品の中でも特に心に残る一冊になりました。重松さんの解説も良かった。

  • メタボン さん

    ☆☆☆★ 泉鏡花文学賞っぽい作風ではないが、滋味あふれる短編集でじんわりとした感傷に浸った。作中に出てくる言葉だがまさしく「ぬくだまる」感覚。浅間山、妙義山、穂高といった信州近辺の山を舞台として、患者の死を見つめ続け心に病を持った医師が「生きていること」の感覚を確かな感触で伝えてくる。

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人物・団体紹介

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南木佳士

1951年、群馬県に生まれる。現在、長野県佐久市に住む。1981年、内科医として難民救援医療団に加わり、タイ・カンボジア国境に赴き、同地で「破水」の第五十三回文學界新人賞受賞を知る。1989年「ダイヤモンドダスト」で第百回芥川賞受賞。2008年『草すべり その他の短篇』で第三十六回泉鏡花文学賞、翌年

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