斧 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167527709
ISBN 10 : 4167527707
フォーマット
出版社
発行年月
2001年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,381p

内容詳細

わたしは今、人を殺そうとしている。再就職のライバルとなる元同業者6人を皆殺しにする。この苦境を脱する手は他にないのだ―リストラで失職したビジネスマンが打った乾坤一擲の大博打は、やがて彼の中の“殺人者”を目覚めさせてゆく。ハイスミスやトンプスンに比肩する戦慄のノワール。ミステリの名匠の新たなる代表作。

【著者紹介】
ドナルド・E・ウェストレイク : 1933年、ニューヨーク生まれ。不運な泥棒ドートマンダーのシリーズをはじめとするコメディ・ミステリの名手。リチャード・スタークほか多くの別名で、さまざまなタイプのミステリを発表、いずれも高く評価されている。本書は黒い笑いを低く響かせたシリアスな犯罪小説で、ジム・トンプスンの『内なる殺人者』現代版とでも呼ぶべきパルプ・ノワールである

木村二郎 : 1949(昭和24)年、大阪府生まれ。ペイス大学社会学部卒。英米文学翻訳家、作家、ミステリ評論家。主な訳書に、ドナルド・E・ウェストレイク『最高の悪運』(ハヤカワミステリアス・プレス文庫)、ビル・プロンジーニ『凶悪』(講談社文庫)、エドワード・D・ホック『サム・ホーソーンの事件簿I』(創元推理文庫)ほか。著書に『ヴェニスを見て死ね』(早川書房)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    端的に言うと、リストラされた男が再就職のためにライバルを次々に殺していく話。冗談にしか思えないが、その狂った考えのために冷静に計画を練り偶然にも助けられつつ事件を成功させていく。それ以外の部分だと仕事にプライドを持ち、家族を愛する良き家庭人でもある所がそのサイコパス味を増々強めているなあ。ターゲットと話し親しみを覚えた後で容赦なく殺害する箇所とか。題材が題材だけにブラックユーモア色が強いのだが、読んでいるこちらとしては乾いた笑いしか浮かんでこない怪作でありました。あとAXってクビって意味もあったんですね。

  • みも さん

    クライム小説と言うより、ある種のスリラーと言った方が的を得ているかも知れない。中流家庭の大黒柱を自認する自信家の男が馘首され、2年余り再就職が叶わず精神的に追い詰められた末、偏執的な思考に突き動かされ殺人鬼へと変貌してゆく心理的恐怖。ある意味どこにでもいるだろう平凡な男であるが故に、誰もが陥る可能性を示唆している。連続殺人鬼を扱う作品としては切り口や動機設定が斬新で、心理描写も狂気を露骨に前面に出す事無く趣向を凝らしている。砂の様にざらついた論理を極端に飛躍させ、詭弁を弄しながら強引に積み上げる。続き➡

  • GaGa さん

    自分が再就職するためにライバルとなる人物を次々に殺していくという乱暴なストーリー。あまり笑えないブラックユーモア小説。解説にも書かれていたがタイトルは直訳の「斧」よりも「解雇」の方が合っていると思う。ありきたりの結末にしなかったラストには好感が持てる(というか、笑えた)

  • くさてる さん

    リストラされた主人公が、ふたたび職を得るために選んだ手段は、自分と同じ技能と資格を持った、ほかの求職者を殺していくことだった……という設定だけを見れば、そんなバカなというお話だけど、それがすごい説得力とリアリティを持って語られて、一気に読みました。こっちの予想も何度も裏切るストーリーテリングが素晴らしい。ラスト、私はハッピーエンドだと感じたけれど、もしかして……と思った瞬間にぞっとしました。面白かった!

  • 魚京童! さん

    素晴らしい作品だった。こういうのがあるから読書はやめられない。私も職を失ったら殺しまわるしかない。家族を守らなきゃ。誰も守ってくれない。配られた手札で最善の手を尽くすしかない。ブラックというのは簡単だけど、誰が悪いのだろうか?殺した人?追い込んだ人?のほほんと生きていた人?正義と悪という話ではないのかもしれない。間接的に殺すことはよくある。だから直接でなければいいのかもしれない。でももしかしたら直接も場合によってはいいのかもしれない。同じ立場の人を殺せば私に職が戻ってくる。殺すしかないよね。

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