水の文化史 四つの川の物語

富山和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167525019
ISBN 10 : 4167525011
フォーマット
出版社
発行年月
1990年08月
日本
追加情報
:
299p;16X11

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読書メーターレビュー

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  • misui さん

    淀川、利根川、木曾川、筑後川を中心に、日本人と水との関わりを論じる。河川の歴史を辿り水利用のあり方を説くところから、歴史を知ることが今生きることにつながるという、いわば「歴史の意義」のようなものが明確に見てとれた。川、森、土壌、すべてに人間が関わってきた歴史があり、日本人はそれを適度に手を加えることで維持してきた。放置しておけば自然は回復するといった自然保護も、田舎に負債を払わせる都会の優越も、歴史を無視した無責任な心性が根底にある。責任を引き受ける方法を探るためにも長く読まれるべき名著だろう。

  • よっちゃん さん

    古書店の平台で発見。良書。知らないことばかり、水のみならず山川田んぼ天井川、琵琶湖、林業、し尿処理。深刻な問題ばかり。

  • 筑紫の國造 さん

    『水の文化史』という表題ではあるが、語られる内容は川を中心としつつも過去・現在・未来の日本人と大地との関わりを広い視野で捉えている。日本人がどのように川―すなわち土壌―と歩んで来たか、川を守るために「山の民」がどれほどの苦労させられてきたか、そして現代がいかに「土」を無視しているかなどが平易な言葉で語られる。特に、「自然保護」といえば単に森林を守ることだという勘違いに警鐘を鳴らし、人間が適度に干渉してこそ本当の自然保護であるという指摘は、現在益々重みを増しているように思える。

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富山和子

群馬県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。評論家。立正大学名誉教授。日本福祉大学客員教授。著書の他、「富山和子がつくる日本の米カレンダー」(国際カレンダー)を制作している

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