家はあれども帰るを得ず

関川夏央

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167519056
ISBN 10 : 4167519054
フォーマット
出版社
発行年月
1998年11月
日本
追加情報
:
276p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fonfon さん

    重い記憶の積層から漏れ出て浮かび上がる、数々の思い出を物語りながら、加齢のコブシ一つ分おいた距離感が崩れないので、優れた読み物になっている。全部ほんとじゃありません、フィクションですよ、と断っておられるが、全部、個人の記憶が膨らんで関川さんと同時代に生きる日本人の「ほんとう」になってる、と思う。記憶を語るとはそういうもの。「かつて魚になりたいと思った」に最も心を打たれた。

  • べんてん。 さん

    再読。なんというか、僕の好きな関川夏央氏の一冊。含羞と諦念の思想のもとに美しくつづられたエッセイの体裁をとった物語(と解釈している)。多分初読は単行本が発売になった1992年ごろ。20年近く年上の関川氏の文章と想いに憧れた。男性固有のセンチメンタルな感情だとも思うが、どこかでずーっと持ってたいような気もする。大人なのか大人じゃないのかよくわからないけれども・・・

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